■外部リンク:GIZMODO「犬は、飼い主の言語を認識しています」(2022/1/11)
ハンガリーのエトヴェシュ・ロラーンド大学の研究チームによる研究。
実験は、ハンガリー人に飼われている犬とスペイン人に飼われている犬、合計18匹を対象に行なわれました。
彼らには、次のような声を聞いてもらいます。
- ハンガリー語の話し声
- スペイン語の話し声
- 2言語をランダムに混ぜた話し声
んで、これらを聞いた犬をMRIスキャン。
(画像 : NBC News)
すると、飼い主の母国語を聞いた時は、もう一方の言語の時とは異なる反応を、脳の聴覚領域が示したのだとか。
また、2言語を混ぜたものを聞いた時は、反応に大きな違いは表れませんでした。
この実験結果から、「犬は母国語と外国語の微妙な差異に気づいていること」「単に読み手の違いに反応していたわけではないこと」が分かった、とのこと。
これは、人間からしたらなんだか嬉しい結果ですね。
面白いのは、高齢犬や鼻の長い犬種は脳の反応が大きかった、ということ。
より長く飼い主の言葉に触れてきた高齢犬はともかく、鼻の長い犬種はいったいどうしてなのでしょうか?
元記事には、
「シェパード犬など一部の犬種は、牧畜動物として、指示に従うよう飼育されてきたため、優秀なのかもしれないと研究チームは推測しています。」
と書いてあって、それなりには説得力があるものの、全てのケースがこの仮説に当てはまるのかな、と多少疑問でもあったり笑
ともあれ、今回だけでは実験のサンプルとしてはまだまだ多いとはいえない、というのもまた事実。
今後、さらなる追試験や研究に期待したいところです。