先週気になった仮想通貨関連のニュースを、まとめてご紹介します。
■外部リンク:CoinPost「ブラジル・リオ、準備資産の1%をビットコインに配分か=報道」(2022/1/15)
ブラジル第2の都市リオデジャネイロで、資産の1%をビットコイン (BTC) に割り当てることを検討しているのだそうです。
これは、「リオデジャネイロを暗号資産(仮想通貨)のハブ(中心地)に」することを目指す「Crypto Rio」という構想の一環とのこと。
■外部リンク:CoinPost「シンガポール中銀、仮想通貨取引の宣伝を規制へ」(2022/1/18)
■外部リンク:CoinPost「スペイン当局、仮想通貨広告を規制へ」(2022/1/18)
複数の国で、仮想通貨関連の広告を規制する動きがあるようです。
スペインの方は、リスクがある旨の文言を追加しろ、という結構まっとうなモノ。
一方シンガポールの方は、公共の場やメディアで仮想通貨を宣伝することを禁じる、という内容で、なかなかキビしい印象です。
■外部リンク:GIZMODO「インドネシアの大学生、5年分の自撮り画像で作ったNFTアートが1億円になる」(2022/1/18)
インドネシアの大学生が、5年間撮り続けた自分の写真をNFTアートにして、世界最大のNFTマーケットプレイスといわれるオープンシーに出品。
するとあれよあれよという間に、合計の売上額が100万ドルにまでなってしまった、というニュース。
写真は全部で1,000枚くらいあったようなので、1枚あたりの金額はそこまで大きくなさそうですけど、それでも夢のある話ではあります。
■外部リンク:コインテレグラフジャパン「コインベース、NFTマーケットプレイス展開でマスターカードと提携」(2022/1/19)
この提携により、アメリカ最大の仮想通貨取引所コインベースが近日オープン予定の「コインベースNFT」で、マスターカードが利用できるように。
これによって、仮想通貨ウォレットを使わずにNFTを買えるようになる、とのこと。
NFTの取引が簡単になるでしょうし、新規ユーザーのより一層の広がりにつながる、かも?
■外部リンク:CoinPost「米インテル、ビットコインのマイニングASICを発表か」(2022/1/19)
インテルが、ビットコイン・マイニング用のプロセッサを来月にも発表する、と見られています。
コロナ禍の影響であちこちで半導体製品が不足したりしているようですが、このインテルの参入によって、マイニング機器の安定供給につながるといいですね。
■外部リンク:Bloomberg「ビットコイン・ファンド最大手、原資産ディスカウントが30%に接近」(2022/1/20)
グレイスケール・ビットコイン・トラスト (GBTC) の価格が、ビットコイン価格を26.5%下回った (ディスカウント)、とのこと。
基本的には、機関投資家からの需要が小さくなっている、ってことなのでしょうが、
「現時点でのGBTCは基本的に、原資産ETFが承認されるかされないかに賭けるバイナリー取引になっている。」
という指摘が面白い。
■外部リンク:GIZMODO「シアトルに世界初のNFT美術館が誕生! 最大85インチの大型高精細ディスプレイでデジタル作品を展示」(2022/1/20)
またまた、NFTアートの話題。
米シアトルで、NFTアート専門の美術館「シアトルNFTミュージアム」がオープンしました。
上で取り上げた記事にもあったように、NFTのマーケットは活況を呈していますが、さて美術館となりますとどうなるでしょうか?
■外部リンク:コインテレグラフジャパン「コインハイブ事件、最高裁で無罪判決」(2022/1/20)
自身のウェブサイトにマイニングツール「コインハイブ」を仕込み、サイトを見に来たユーザーのパソコンを勝手に使ってマイニングを行なった、コインハイブ事件。
一審では無罪、二審では逆転有罪。
最高裁の判断に注目が集まりましたが、結果は無罪。
再逆転となる格好で、無罪が確定しました。
■外部リンク:CoinPost「ロシア中銀、仮想通貨の使用などを禁止する法改正を提案」(2022/1/21)
ロシア連邦中央銀行が、先日発表された報告書の中で、仮想通貨の使用やマイニングの禁止を提案した、とのこと。
以前から、ロシア中銀は仮想通貨に対して批判的な立場をとっている印象。
昨年の中国による仮想通貨禁止措置が思い起こされますが、今回のロシアの提案が決定されたとしたら……、あの時のようなインパクトとなるのでしょうか?
それとも、案外無風で通過したりするのでしょうか?
■外部リンク:コインテレグラフジャパン「仮想通貨市場の暴落を引き起こした理由は? 利上げやロシアなど3つの仮説」(2022/1/22)
先週末の暴落の原因について、3つの仮説。
① 米FRBによるインフレ対策
② BTC市場と株式市場との相関関係
③ ロシア中央銀行の仮想通貨禁止提案
■外部リンク:CoinPost「【速報】エルサルバドル政府、410BTCのビットコイン買い増し」(2022/1/22)
およそ1か月ぶりのお買い上げ。
これで、合計保有額は1,801BTCになりました。
なお、「エルサルバドル政府はビットコインの保有で約-23億円の含み損を抱えている」 (約2070万ドル) とのこと。
大丈夫なのかなあ、色々。