■外部リンク:CNN「文学賞を受賞の「女性作家」、正体は男性3人と授賞式で判明」(2021/10/18)

 

これまで女性だと思われていた覆面作家が、実は男性3人のトリオだったことが明らかに、という話題。

 

カルメン・モラ (Carmen Mola)、というスペインのスリラー作家

日本語版のWikipediaには (少なくとも今のところ) ページがないのですが、英語版やスペイン語版を覗いてみると、2018年から執筆活動をしているそうです。

今年発売された作品が、プラネータ賞というスペインの文学賞をとったそうなのですが、どうやらその授賞式でネタバラシをした模様。

(ちなみに、プラネータ賞の優勝賞金は60.1万ユーロ、日本円に換算すると約7,800万円。スゴい!)

 

 

 

 

ざっと調べてみたところですが、今のところ日本語に翻訳されている作品は、『花嫁殺し』の一冊だけ。

とはいえ、今回の受賞作もまだ4作目のようですし、なにより覆面作家が覆面を外した、という話題性もありそうで、これから邦訳本が増えそうな予感がします。

 

上の記事では、彼らが今回正体を明かしたことに対する、スペインの権利活動家さんのコメントも紹介されていたり。

「詐欺師だ」とまで罵っていたりと異常なブチギレ具合で、逆に心配になります。

今回の覆面作家の事例はジェンダーをまたいだモノでもあったので、多少気持ちが分からないでもないですが、もっと楽に生きていったらいいのに……。