■外部リンク:ITmedia「話した言葉をアクリル板に表示、京セラがリアルタイム字幕システム パネル越しでも会話しやすく」(2021/10/12)
京セラが開発した、「わかりやすい字幕表示システム」。
これは、「音声認識技術を活用し、話した内容を字幕としてアクリル板などに表示できる」というもの。
半年くらい前に、これと似たような感じのシステムをご紹介していますけど、それに比べますと、今回のモノは次のような点で進化をしている模様。
- テキストが表示される透明スクリーンは、既存のアクリル板などに貼り付けて使用することが出来るので、色んな意味で導入がカンタン
- あらかじめキーワードを登録しておくと、そのキーワードが字幕になった時に強調表示させたり、注釈や図解などを自動的に表示させることが可能
- 話者サイドが自分が喋ったことの字幕を確認する際、文字のサイズはそのままで、なおかつ話し相手の側からは見えないような工夫が施されている
京セラさんの動画をご覧いただいた方が分かりやすそうなので、ご興味をお持ちの方は是非ご覧あれ。
個人的には、2番めの注釈表示が面白そうな感じ。
キーワードをどれくらい設定できるのか、注釈・図の表示のバリエーションはどれくらいあるのか、というのが気になるところかも。
コロナ禍によって、マスクであったりアクリル板やビニールシートであったりが日常に溶け込んでしばらく経ちますが、それによってこういった新しいイノベーションが次々と登場している、というのは災い転じて福、といいますか、とても素晴らしいことだと思います。
今回のシステムは、来月から横浜市中区役所で実証実験が行なわれるのだそうで、一日も早い実用化が待たれるところです。