家族 ② | ヘアメイク★カズエの日記

家族 ②

家へ着き、
真っ先にチョビに駆け寄ると
ネコ用ベッドに丸まり
近くで見ないとちゃんと呼吸をしているのが分からない程の小さな呼吸でした。

私は、起こす事なく
すぐそばで[あぐら]をかきながら眺めていました。


すると数分後、
何か思い出したかの様に
突然ゆっくりと起き上がって
これまたゆっくりよたよたと歩き出したんです。
ゴハンも、水も口にしなくなったと聞いていたので一体ドコに向かうのかと思っていると…



本当に、ゆっくりではあるけれど、あぐらをかいている私の足に
向かって来たんです。

それも自力で前足を預けてきたんです。

私は、
嬉しくて、可愛くて、
本当はワシャワシャなでてやりたかったけど、ガマンしてそっと眉間のあたりをなでてあげました。
ふと見た体は、最初に見た呼吸よりも少し大きくなった気がしました。

一生懸命、息をしている。
一生懸命、生きいてる。

のが私にダイレクトに伝わってきました。



仕事で出掛ける30分前くらいになる頃、
またゆっくり動き出し、
今度は、
私のすぐ横にティッシュ箱の様に座って寝始めたんです。


私も出来るだけ近くにいたいし、眺めていたいと思って
私は添い寝する形で眺めていました。
出掛ける時間も迫っているので
[いけない!]と思いつつ本当に寝てしったのですが、
不思議と2・3分前に気持ちよく起きれました。

起こしてくれたのかもしれません。

そして、不安を抱えつつ
私は、仕事へ向かいました。





続く…