封じ手を理解せずにきたが | 社会保障を考える

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長い間「封じ手」を理解しないまま過ごしてきました。王位戦での試みでようやく仕組みが分かりました。

 

「デスク日記 10/31 西日本新聞 社会面 根井 輝雄 

 1938(昭和13)年、囲碁界の第一人者だった本因坊名人の引退碁が打たれた。延べ15日間、半年にわたる長期対局。川端康成の観戦記では、初日に黒が1手打ってすぐ封じ手となり、ふすまを閉めて名人が2手目を用紙に書いた。『一人でも見れば、封じ手でない』『不公平を出来(でき)るだけ避けるため』」と記す。

 囲碁・将棋で2日間以上の対局で用いられる封じ手。当日の最後の手番が次の手を封筒に入れ、翌日に開封して対局を再開する仕組みだ(以下略)」

 

 王位戦は被災地支援に向けて「封じ手」を書いたものを販売されたという。いいアイディアだと思います。災害苦しんでいる人たちもいますが、社会福祉施設では経営基盤が弱い団体が少なくないです。今回のような企画に加えてもらえればと思います。敷地・建設費の基本は自前です。細かく言えばいろいろな制度がありますが。運営費については介護報酬などで支払われますが、開設資金は少ないです。障害者施設・高齢者では賃貸施設もありますがそれでは長期の運営には向きません。こうした施設開設の資金援助も民間から広がればよいと思います。基本は公的支援が増えればいいのですが。