家から車で10分程の距離に「国史跡 八王子城跡」がある。

「城」といっても、北条氏照が築いた(未完成)「山城」で、1590年に前田・上杉軍に攻められ落城した。

 

本当に「山」の「城」である。要塞としての「要害地区」まで行くのは、「登山」と言ってもいい。

 

 

 

 

 

 

登山道のような山道を登っていくと、大砲のような望遠カメラを構えた集団が何かをねらっていた。

営巣しているサンコウチョウをねらっているらしい。

どこかの探鳥会の集団ではなく、ただ三々五々集まった人たちらしい。

時間がたつにつれて人数が増えていった。

この集団の中で小さなカメラを構え、巣から出てくる鳥を待つ心のゆとりもないので

連射のシャッター音を聞きながら邪魔をしないように静かに通り過ぎた。