ワグナー・ナンドール アートギャラリー
残された連休後半をどう過ごそうかと、考えている人にお勧めしたい場所です。
常時開館ではなく、春と秋、年二回の特別展の時だけが長期開館になります。
この春は、5月15日(火)までです(月曜休館)。
連休中の益子陶器市(5月6日まで)が終わってからの方が、
落ち着いた益子の町を味わえるでしょう。
益子陶器市HP
又三郎は知人に教えてもらい昨年の連休後に出かけてみました。
陶器で有名な益子町の共販センター前の小さな山道を登っていくと、ここでいいのかな?と、ちょっと不安になりそうな頃、ギャラリーの建物や彫刻が見えてきます。
ワグナー・ナンドールは、ハンガリー出身の彫刻家です。
日本に帰化し日本名を「和久奈 南都留」と名乗りました。
ブタペストの高校で建築、美術大学で彫刻、医大で解剖学を学んだといいます。
スターリン時代には公職を追放され、ハンガリー動乱の時には知識人代表となり、
その後、スウェーデンに亡命しました。
そんな、波乱に満ちた生涯にも興味が湧きます。
この美術館の基礎となる建築の多くは自ら設計し、重機を操って整地から始め、セルフビルドしたそうです。
写真には取れなかったが、アトリエに残されていた彫刻(ブロンズではなく、ステンレスらしい)の設計図は、まるでダビンチのマドリッド手稿
のようであり、数学的・工学的でもありました。
https://iiymart.com/post-1192 画像出典 イーワイマート
個人的には、彫刻より設計図やデッサンの方が心打たれた。
写真は、「哲学の庭」の作品を写している。
そこには、人類に貢献した古今東西の哲学者・宗教家・思想家の彫像がある。
アブラハム・老子・釈迦・キリスト・エクナトン・聖フランシス・達磨大師・ガンジー・ハムラビ・ユスティ二アヌス・聖徳太子・モーセなどの像がある。
そして、「母子像」
屋内展示の一部は下記HPをご覧ください。