デイリー新潮 前川喜平氏講演内容

 

   この前文科省事務次官については、初等中等局長出身だし、親戚関係を見たら?、胡散臭い人だと最初は思っていた。

 

しかし、辞任後の発言をめぐっての映画「Enemy of the State(邦題はエネミーオブアメリカ)」を見るような政権側の扱いに、これは本物かもしれない(政権に都合の悪い人物)と思うようになっていた。

 

調べるうちに、現役時代から、福島での自主夜間中学校に匿名で寄付したり、ボランティアで参加したりしていたことを知った。さらには、官邸前行動にも一度だが参加したらしい。(都合の悪いことは黙っている、ほかの人とは違うようだ。)

 

ある日の講演会の内容が、デイリー新潮のWEBに出ていると、「伊達直人」さんのブログで知った。

その記事を読んで、心打たれた。忘れないうちに記録しておく。

 

 デイリー新潮の記事を一部引用させていただきます。(上記のリンクをぜひご覧ください。もっと心打たれることが書いてあります。)

そういう意味で、憲法改正に関しましては、まずは、いまの憲法を学ぶということをしないと憲法改正の議論をすべきではない。じゃあいまの若者たちが憲法を学んでいるかといったら、それが覚束ないわけです。まず憲法改正を言う前に、いまの憲法を学ぶことが大事だと思います。学ばない人たちを相手にして、「いいんじゃない」って感じで改憲をしてしまうのは無責任だと思います。それこそナチスの手口に学んだような改憲は、許すべきではない。9条に関しましては、2014年の閣議決定そのものが無効と思っていますし、いまの憲法の下で集団的自衛権を認めるなんてやってはいけないことだと思っています。(中略)

 さらに自民党の改憲草案はもっと恐ろしい。これは人権規定を公益とか公の秩序という名目でいくらでも制限できるようになっています、自営のための実力組織という自衛隊の性格を根本から変えて、アメリカと同じような軍隊を持とうということにもなっています。これは非常に危ない。いましっかりと改憲を阻む努力をしないと、22世紀、23世紀に向けてこの社会を我々の子孫に残して置くことができないのではないかと、そんな気がしている次第でございます。