生き物にはずるいもひとり勝ちもない | ネコに学ぶ・・うちにはいないけど

ネコに学ぶ・・うちにはいないけど

昭和23年生まれ。
太極拳を稽古したり、韓氏意拳を学んだりしています。
ヒモトレを知り、マンサンダルまで来て、
面白いことを探す毎日の忘備録

ネコはワガママに見える。

ネコは好奇心で動いてる。

そこが私と似てるところ。
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渋谷のスズランへ行ってきました。

うまいこと、

大雨にも遭わず、

傘はほとんどささずに帰りました。

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髪を切っただけでなく、

頭皮のメンテナンスや、

顔剃りもしていただき、

化粧嫌いの私の、

ささやかなお手入れをしていただきました。

 

出かけようとして、

玄関を出ようとすると、

小麦が揺れてました。

去年収穫した農林61号を蒔いたものです。

粉を取るほどの量はないのですが、

畑の土を耕してくれてます。

 

駅のホームから、

黄色い花が固まって咲いてました。

多分これが最近の話題の特定外来生物の、

オオキンケイギクだと思います。

外来生物は大抵、
初めの何年かは繁茂して、
少しずつ減っていきます。
今日読んだ本に繋がっています。

 

電車の中で「雑草のふしぎ」を読みました。

面白かった。

昨日読んだ牧野富太郎の言葉、

雑草という名の草はない、

と又出会いました。

野菜は耕された土に、
揃って芽を出し、
揃って収穫されるのですが、
雑草は一見過酷な環境を得意としている。
「予測不能な変化」は雑草にとってチャンスなのです。
畑では踏まれたら困るけれど、
踏まれることで種を運んでもらうオオバコのように、
逆境をプラスに変えられるのです。

土の中には雑草の種たちが発芽のチャンスを待っていて、

上の草が抜かれたら、

太陽の光を求めて次が芽を出すのです。

この種子は埋土種子と言います。

シードバンクとも言います。

雑草は発芽のタイミングを自分で決めているのです。

(だから雑草の種を蒔いても育てるのは難しい)

 

数年前にセイタカアワダチソウが広がって、

騒がれたことがありましたが、

現在はそれほどの広がりはなくなり、

ナガミヒナゲシも、

広がった後、

減っています。

 

生物にはひとり勝ちということはない。

そして自然界には「ずるい」という言葉が無いだけでなく、

けれど結局「ずるい」やり方はうまく行ってないのです。

何のルールも無い、

法律も無い、

道徳も無い、

ひもさながらの寄生植物も、

寄生される植物を枯らせば自分も枯れます。

雑草にとって、

生き残ること、

種を繋げること、

多様性を得て環境の変化に対応できる子孫が残ること、

それが全てです。

野菜のような均一性は、

自然界では弱いのです。

 

そして、いい加減さは、

環境適応力なのです。

 

雑草の雑とは?

雑は整理されない力、

雑は枠に収まらない力、

雑は変化する力、

そして雑は新しいものを生み出す力、

とありました。

 

そのほかにも興味深い内容がたくさんありました。

雑草の話なのに、

そのまま人の生き方に通じることが多かった。

隣の人を見て行動を決めるのではなく、

その時、その環境、自分の直感で決める力を、

持ちたいものだと思いました。

 

渋谷で脇道に入ってみたら、

八幡様に導かれました。

この桜が咲いたら、

もう一度見に来たい。

 

スズランからコメカフェに行って、

ランチをして、

たまたまオサムさんがFBライブをするところを見て、

線路沿いの道で渋谷駅を目指して歩き出しました。

 

しかし、

渋谷駅の工事っていつ終わりなんでしょう?

いつもどこか工事中ですね。

 

 

近道と思ったけれど、

ぐるっと回って、

大回りだったかもしれません。

副都心線に乗って帰りました。

子どもを見る時、
生物としての視点は大事だと思った日でした。

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ケハレの日の料理メモ

 ネコはワガママに見える。