2006年 2月20日
月に一度、沢山の社員があつまる定例会議に出席して、来月頭からの職場復帰の報告と挨拶の時間を少しいただいた。
大勢の人の前に立つのは、とても久しぶりなので緊張した。
会場の自社直営店で約80名ほどの人々を前にした挨拶だった。
入院中、この日のこのシーンをベットから部屋の天井を見ながら、何百回も想像した。
それだけ楽しみにしていたこの瞬間。
でも緊張のあまり、思っていたことをきちんと話せなかった。
特に、入院中に会社の方々からいただいた応援のメッセージが書かれた沢山の色紙について触れる事が出来なかったのが後悔。
ICUで意識が戻ってすぐの頃、ベッドのすぐそばに置いてあった色紙の存在を初めて知った。
人工呼吸器が口から入っていて、横になったまま動けない状態だったため、看護師さんにお願いして、色紙を持ってもらい、皆さんからのコメントを一言一句何度も目で読み返した。
コメントを読みながら、いろんな気持ちが重なりあって、涙がとまらなかった。
嬉しい涙、悔しい涙、悲しい涙、全部ごちゃまぜで目に涙が溢れて、色紙の字が読めなくなった。
もし、あのまま目が覚める事無く、眠り続けていたら、色紙を読むことも出来ていない。
生きれて良かったと痛感できた、とてもとても印象的な出来事の一つでした。
あの事も、この事も言いたい・・・。
伝えたいことが山ほどありすぎて結局、頭の中が真っ白になった今日の挨拶だった。