前大僧正慈円

 平安時代 末期から 鎌倉時代 初期の 天台宗 の僧、歌人。

 

おほけなく うき世の民に 覆ふかな 我が立つ杣に 墨染の袖
おおけなく うきよのたみに おおうかな わがたつそまに すみぞめのそで

                意訳
             恐れ多くも、比叡山に住み、このつらい世の中で生きる人々を、
                仏の教えをもって救おう。 
              この墨染めの法衣の袖で、人々を覆い、守るように。