よもやま”邪馬台国”(14):美人すぎる?卑弥呼

中国の史書に登場する最初の日本人(倭人)女性である卑弥呼は、

文学作品や絵画、映画などで数多く描かれてきた。

だが卑弥呼の情報は、ごくわずか。

絵画などに登場する卑弥呼は、「大半が絶世の美女」。

①石ノ森正太郎さんは、『マンガ日本の歴史2(中公文庫)』の

「作者覚描き」の中で「当時の平均寿命から考えれば30~50歳の

”老婆”であったろう…が、やはり最大のヒロイン。若く、妖しく・美しく

で行きたい」と本音?を吐露市ている。

②手塚修さんが描く卑弥呼《火の鳥・黎明編 朝日ソノラマ》は、

シワだらけの顔を鏡の映し「もう年をとるのはいやじゃ、若くなりたい!」と

叫ぶ老女。

一方 絵画では、「一枚の絵の中に作者の邪馬台国論が垣間見えて興味深い。」

1.「卑弥呼像」は、貫頭衣に勾玉の首飾りを着、

王健のシンボルである玉杖を手にして立つ。

三角神獣鏡のほか大証の銅鐸も描かれている。

右手の下と頭の上に、卑弥呼が魏の皇帝から賜った

「親魏倭王」の金印が描かれています。・・・みどころ!

*大阪府立弥生文化博物館へ栄永大治良氏画「卑弥呼像」

見に行きたいです。

2.日本画・安田靫彦さんの「卑弥呼(1968年・滋賀県立近代美術館蔵)。」

金色に輝く鳳凰の髪飾りと勾玉を着。高楼のような場所に座っている。

この卑弥呼も玉杖をもっているが、奈良県桜井市の桜井茶臼山古墳出土品を

モデルにしたものか。解説で、「この邪馬台国の所在は、九州説と大和説とに

別れて定まらないが、九州山門仮設して阿蘇山を背景にした」としています。

*確か今滋賀県立近代美術館は、リニュアール中で休館ではなかったかなぁ?

確認の上 日本画・安田靫彦さんの「卑弥呼」の絵見に行きたいものです。

卑弥呼は、やはり絶世の美女とのイメージがあります。

邪馬台国の所在は、九州説と大和説の両説に配慮した

「大和のヒミコ女王」とやらも一度みたいです。

卑弥呼は、やはり美人だったのでしょうね。