( 弓 矢 )
古代から狩猟具・武具・武器としても使われている。
武具としての弓矢!実戦で最も活躍した武具は、刀剣類ではなく、
弓(戦国時代末期鉄砲も)や鑓・やりなどであった。
応仁の乱以前では、矢疵・射疵87%であり、
応仁の乱(1467)~島原の乱(1638)までの軍忠状に書かれた死傷原因
表を見ると、矢疵・射疵が41%であり鉄砲疵は20%と増えてきました。
戦を見ると、接近戦での戦いでなく、遠距離戦中心であり
弓や鉄砲が主役だったことが伺えます。
武具ではなかった”弓矢”
①弦音で邪気を祓う鳴弦の儀や、鏑矢を用いて射る儀礼の蟇目の儀
などに代表されるように、霊威を期待され儀式に取り入れられました。
②戦においても合戦開始の「矢合」に代表される武家の重要な儀礼の中で
使われていました。
【資料】
①鳴弦の儀=弓を使用した日本の儀礼のひとつ。弦打の儀とも呼ばれる。
弓に矢をつがえずに弦を引き音を鳴らす事により気を祓う魔除けの儀礼。
魔気・邪気を祓う事を目的とする。 後世には高い音の出る鏑矢を用いて
射る儀礼に発展した。
鏑矢を用いた儀礼は蟇目の儀(ひきめのぎ)と呼ばれる。
(1)蟇目の儀=小笠原流の重要な儀式であり、修行を重ね、
それにより選ばれた者がその技をもって、ご神前や多くの人々の前で、
弓矢の徳威に依り、天下の邪悪を祓い清める神事として行われます。

