100円の美しいモノ | 館山日記

館山日記

千葉県館山市で写真や平面作品を作っている風間健介のブログです。

28日
風邪のせいで起きたのは11時で13時間寝た計算である。
漬物用の塩による歯茎マッサージのせいか、
最近はマウスピース無しでも長時間寝られるようになって、本当に楽。
(腰は痛くなったが。)

A4のガラスの最終修正とバライタプリントのスポッティングをした。
紙と違ってガラスは液体を吸収しないし、
マスキングテープを使っても美しい直線が出ない。
またガラスに墨を塗ると水分が蒸発して描いたものが縮まる。
老眼鏡を使っているが、どんどん目が悪くなってる気がする。
(スポッティングも細かい作業だし、数十枚ある。
ガラスのサイズはA4と面積が広く、ゴミも多くなる。)

面白いことを発見した。
100キンで買った消臭芳香剤は1cm程の透明な球体である。
鼻の悪い私はその効果をはっきり実感することは出来なかったが、
その美しさには感動した。

しかしその美しい球体はツルツルで、
ガラスキャリアにも印画紙上でも固定することが出来ず、
見事に作品化に失敗した。
美しいものに裏切られた思いがして頭に来た。
(裏切るのはラブマシーン矢口真里だけでよい。)

この美しい球体役目を終えると2ミリぐらいの硬い球体になった。
私は試しに水を注いだ。
それが一晩置いたら、元の美しい1cmの球体に戻っていた。
消臭芳香の効果はわからなが、
100円で美しさを何回も楽しめるのは嬉しいし、
なにかに使えるのではないか。

生理用ナプキンや紙オムツは、高分子吸収樹脂が利用されている。
30年程前にその樹脂で砂漠の緑地化のテストが行われた。
塩分が増えてテストは失敗したが、現在の技術なら成功するのではないか(中国の黄砂をなんとかしてほしい。)

私は消臭剤の作品化に失敗したが負けたくない
ツルツル球体ならみじん切りや大根おろしで摺って、
新たな作品を作ってみようと思う。