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画像は、先日風越山を登った時に見かけた「ギンリュウソウ」です。
 
私は同行した方に教えられて初めて知った植物でした。
 
自宅に戻ってから調べると、「腐生植物」あるいは「菌従属栄養植物」とされて、光合成をしない植物でした。
 
俗に「光合成をやめた植物」とも言われて、画像のように、花茎もその先端の花も白いのが特徴です。
 
背を高くする、葉を大きくするという、光を求める競争をやめたということではないかと思います。
 
ですので、ギンリュウソウは湿った場所の林床に生えて、周りの樹木と共生する菌類と、菌根を形成して、そこから栄養を得て生活しています。
 
開花期は、梅雨時を挟む5月から8月くらいで、2ヶ月ほど地上に出ています。
 
ギンリュウソウの由来は、下向きにつく花と葉がうろこ状に変化した鱗片葉(りんぺんよう)に包まれている姿を銀色の竜に見立てて名付けられました。
 
薄暗い場所で白い姿は「ユウレイダケ」とも言われます。
 
受粉はマルハナバチにしてもらい、種子の散布は果肉を食べにくるモリチャバネゴキブリにしてもらいます。モリチャバネゴキブリは人家には現れないですが、ゴキブリと相互共生の関係にあるとは驚きです。
 
今回は、光合成をしない植物ギンリュウソウを取り上げました。
 
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