みなさん、はじめまして。

 

長野県飯田市で活動している「風越山麓わくわくプロジェクト」の公式ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

私は風越山麓わくわくプロジェクトの代表を務めております、前澤と申します。

 

これから、風越山麓わくわくプロジェクトの活動状況や飯田市及び近隣町村を含めた南信州のことなどを発信していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

 

  風越山麓わくわくプロジェクトについて

 

まずは初回ですので、風越山麓わくわくプロジェクトについて書いていきたいと思います。
 
風越山(かざこしやま)は、飯田市のシンボル的な山で、信仰の山として、古より親しまれています。その麓に位置するのが、飯田市丸山地区です。リニア開通後、三遠南信道開通後の交流人口増加を見据えて、観光客の受け入れ体制を整えることを目的として、丸山地区のみならず近隣地域を含む風越山麓の地域活性化に取り組む団体として、2015年(平成27年)に発足したプロジェクトです。
丸山地区については追々ご紹介させていただきます。
 

 ヤマザクラの育成事業

 

風越山麓わくわくプロジェクトの根幹をなす事業で、言わば『一丁目一番地』のような事業です。
 
発足した2年前にリニア中央新幹線のルートと設置される駅が発表されました。
飯田市にもリニア中央新幹線の駅が設置されることとなりました。
 
そこで、風越山に自生するヤマザクラの種を採取し、播種から苗木を育てました。
平成30年3月には植樹祭を行い、飯田市街地から眺めることができる風越山の中腹に位置する夕源平(ゆうげんびら)に、ヤマザクラを植栽しました。
250本近く植えたのですが、鹿の食害などに遭い、現在では30本余りが育っています。
 
そこで、改めてヤマザクラの苗木を植栽することにしました。2021年(令和3年)に種を採取して、翌春に播種して苗木を育てているところです。
 
↑ 2021年に採取したヤマザクラの種
 
↑ 昨年、麓で苗木を移植した時のようす
 
↑ 石灯篭にある風越山登山ルートマップの看板
わくわくプロジェクトで設置しました。
 
↑ にが竹入口にある看板
わくわくプロジェクトと夕源平についての説明しています。
 
↑ 夕源平から飯田市街地を望む
 

 

 シイタケの栽培事業

 

子供たちに駒打ち体験をしてもらい、子供たちのアイデンティティ(自分たちの地域はこういうところだ)の醸成するために、2018年(平成30年)からシイタケの原木栽培をはじめました。
 
駒打ち体験はなかなか実施できないでいますが、3年前から販売ルートも確認され
て、現在では活動資金を得る重要な事業となっています。
 
近年、丸山地区ではサルの食害が多く、制約がある中ですが、早い時期に駒打ち体験ができるように努めていきたいと思います。

↑ シイタケの原木栽培のようす
 

 

 携帯トイレ啓発活動
 

地域の宝である風越山は古より信仰の山として崇められていることから、格式の高い霊山として位置づけることを目指しています。その上で、風越山の自然環境を守るツールとして、携帯トイレを使用し、環境に配慮した登山をする山として、他の山々とはワンランク上の山と位置づけ、モデル的登山を発信する目的で始めた活動です。
 
2019年(令和元年)には、信仰の山であり、携帯トイレの先進地である戸隠に視察研修に赴きました。
 
また、コロナ禍以前は、丸山小学校・上郷小学校の風越山登山に同行し、実際に小学生に携帯トイレを使用してもらい、環境を守るマナーを身につけるようにいたしました。地域住民には、地区の文化祭で携帯トイレを展示して啓発活動を行っています。
 
携帯トイレには賛否両論あり、なかなか広まりにくい感じは否めないですが、携帯トイレ啓発活動の手法を考えながら進めていきたいと考えています。
 
↑ 令和3年に実施した携帯トイレのようす
 

 

 地域活性化に関する事業

 

これから新たな取り組みとして、地域活性化に関する学習会などや先進地の視察研修を行い、地域住民の方々に地域活性化に関心を持ってもらうようにし、地域一丸となって、取り組めるようにしていきたいと思います。
 
特に、夕源平でのヤマザクラの事業はとても息の長い事業です。持続可能な組織にならなくてはなりません。多くの方々に、風越山麓わくわくプロジェクトの取り組みに関心を持っていただければ幸いです。
 
先ずは、この公式ブログを時間のある時で結構ですので、ご覧くださればと存じます。
 
長々と書きましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。