『虎に翼』やっと終わりますねえ。

今また大変ですよ。またまた現代を取り込んで

更年期障害に認知症ですか?そう言えば

主人公の(もう親しくトラと書く気にもならない)

生理痛は二度と出て来ないままでしたか?

ストウリーに大して影響がないんなら

あんな風に取り上げる必要はあったのかな?

 

百合さんは認知症ですか?モデルはいるんですかね?

その人は認知症だったんですかね?それで三淵嘉子さんの

人生に、ということは『虎に翼』のストウリーに

影響があったんですかねえ?あ、モデルは軽視か。

 

僕が思うのには脚本家の我儘な思いつきで

モデルとなっている人の尊厳を貶めちゃいけない

ということです。いや、彼女は貶めているつもりはないのか。

だって今は認知症なんてみんなが困るけど誰も悪くないという

今の世の中で沢山あるもののうちの一つという認識

なんでしょう。だからのぞみみたいに逃げるか、

優未みたいに爆発するしかない。あれでもし百合さんが

暴れて他者に危害を加えそうになったとしても

拘束とかしちゃいけないわけですよ、人権があるから。

 

僕が三淵さんの関係者だったらこんなドラマ流させないけどなあ。

こういうドラマってモデルになる人にどこまで内容を伝えて

許可を得るものなのかなあ?『虎に翼』は途中までは

まあ許可されるべきレヴェルだったと思うけど

現代の問題をぶち込みだした後半は全然ダメでしょう。

 

僕もまあ自分の言うことに説得力はもたせたいし

三淵さんに対して失礼であれば当然他の人に対しても

失礼だと思うんでそういう書き方を今までしてきましたが

ちょっと自分で卑怯かなと思っちゃったんでぶっちゃけて言えば

ホントに不快なんだよ!現代の問題羅列されるのが。

 

そんな問題があるというのは先刻ご承知だって。

しかも解決方法もあるんだって。僕の中ではね。

 

それを興味本位だけで解決策もなく撒き散らすという

最近のマスコミそのものの姿勢が許せない。

僕みたいな年代の人間は(ごく一握りではあっても)

そうやって言われる問題に責任(の一端)を感じる

者もいるっていうことを忘れないで。

 

自分が考えている解決策を書く前に(もうお馴染だしね)

『虎に翼』の感想を一つ二つ。蹴ったねえ、優未、

あれはないよな。あのシーンでは穂高先生を思い出しましたね。

「え、そこまでやる?」って思って被害に遭うのがね、

主人公にやられたのといっしょ。やっぱ親子は似てるのかね?

あんな突然(意味もなく)キレる人間は勘弁、桑原です。

 

優未は実在の人物じゃないですが、それにしてもわけわかめ。

どっち血の繋がりもないんだったらのぞみじゃなくて

百合さんを蹴っ飛ばしてでもカツを入れりゃいいのに。

そういや(これもふさわしくなかった)優未とのぞみの

麻雀対決はどうなったんだっけ?あ、どうなったんだっけ?

と言えば美佐江はどうなったんだっけ?要らんエピソウドが

多くて相当とっ散らかってるよなあ。原爆裁判は「原爆投下は

国際法に違反する」と高らかに言い放って終わりなんですが

そこの爽快感よりは解決しない問題羅列の不快感ばかりが

残ることになるんでしょうね。まあドラマなんてそんなもんで

話題になりさえすればいいんでしょう、制作側とすれば

(Fame or infamy--what does it matter?)。

 

解決策としては認知症になんてならない。僕も他の人も。

治す薬がない間は認知症なんて認めないことですよ。

精神的なものなんて大体そんなものです。我が家の妹みたいに

染色体数でも違えばいろいろなところの違いも明らかですから

認める・認めないでは済まないんですがね。更年期障害なら

プラセボくらいで落ち着くでしょう。プラセボ効果も

意外と大きいですから期待は持てるんじゃないかな。

 

ドラマでは主人公の家庭は二度目の崩壊でした。

三淵嘉子さんの家庭は一度も崩壊(までは)しなかったでしょうに。