『虎に翼』を意地でも見ると言った翌日

やっぱ全然収拾がつかんかったじゃん

と思って一度脚本家と話でもしたくなる。

 

得意の電話でもするか?自動音声電話にしてるかな?

まあエンタメなんて僕に実害のないもので

あんまり本気になってもしょうがないので

電話しない。それは脚本家にとってのほうが残念。

おかしいところを指摘されなければ

おかしいことを繰り返すのだろう。

 

主人公のトラは「撤回するつもりはない」けど

「怒られると思ってた」らしい。駄目。

穂高先生は根拠もなく「私にはできないが君にはできる」

なんて言ってる。褒め殺しか?と思ったが

別にそうでもなくホントに意味わからずに褒めただけ。

「これ以上嫌われたくない」んだそうだ。意味不明。

 

ホント主人公に偏ったドラマでもうほぼファンタシー。

少年の親権の件でも法律に反して簡単に「親はもういい」

なんて言ってる。もう少し葛藤を書けよ、じゃないと

法律家の話にならないよ。ドラマの主人公ともなると

「お前が法律なのか?」と思わせる破天荒ぶり。

 

なにより残念なのが今や三馬鹿扱いの松山・沢村・滝藤

諸氏。特に松山桂場なんかはそんなに恩師に思い入れがある

のならなんでトラを叱り飛ばさない?沢村頼安も滝藤多岐川も

おかしいよ、実在しないよ、そんな間抜けな先輩は。

普通に全員でトラのこと干すくらいするだろ。

それは意地悪でもなんでもなくそれくらいされても

当然な主人公を野放しにするドラマ。反省しないよな。

 

それでわけわからず穂高先生は死んでトラと桂場と

頼安と多岐川とみんなで飲んでるシーンで

(あんなことがあって同じ気持ちで故人を悼めるか?)

大体今週は終わりました。『虎に翼』自体はいつ終わるんだ?

 

『虎に翼』で丸々一個書くほどないので別のことを書きます。

ヨーロッパの政治情勢です。どうもあちらでは

玉砕が流行っているみたいでフランスでもイギリスでも

マクロン大統領やスナク首相は火中に手を突っ込んで

普通に栗は拾えないようです。ドラマの主人公じゃないしね。

 

フランスは極右が躍進らしいしイギリスも政権交代が

確実らしい。フランスは知らんがイギリスは保守党よりは

労働党のがましじゃねえの?と思う。14年も保守党政権が

続いていたらしいが、ということはブレグジットなんて

愚かさの極致みたいなことやった党がずっと政権握って

るんだからよくなるわけもなかろうもん。

 

14年の保守党政権の間の党首(ということはイギリス首相か)が

キャメロン→メイ→ジョンソン→トラス→スナクということです。

キャメロンは残留派のくせに国民投票やってブレグジットに

なっちゃった、で自分は辞めたというなんともロバっぽい人ですね。

 

メイはブレグジットを着地させられずに辞めたんで在任期間は

3年くらいありますが何やったのかわからない人です。

ジョンソンは御存じの通りの御仁です。とてもとても

ふさわしかった人とは言えないでしょう。トラスなんて

いたのかいなかったのかわからないし、スナクも見事自爆。

この人7月に行われる総選挙に勝利した場合、兵役を復活する

と発表したらしいんですが、そんなんで勝つ気あったんですか?

 

自民党内で誰を首相にしてもダメってのといっしょでしょ。

労働党党首のサー・キア・スターマーが次の首相になる見込み、

労働党の党首が首相になるのは2010年に退任した

ゴードン・ブラウン氏以来だそうですがちょっとだけ期待

しましょう。それでもブレグジットはなしにはならんか。