人間常に悩みの一つ二つはありますが

(ない人もいるかもね、連中とか輩とか)

最近の僕の例でいくとまずは株ですな。

そろそろ我慢の限界か?とも思いますが

評価損を抱えたままじゃ終われないんで

長あーい目で見るしかないですね。

 

でも悪いよ、日本政府、日銀、企業、ファンド、

外国人投資家、日本人投資家、どいつもこいつも。

見る目がねえよな、株価を上げるためのな。

逆か。持ってる株がどんどん下がる僕のほうが

見る目がねえなってことか。違うと思うけどな。

 

NHK連続テレビ小説『虎に翼』も同様です。

僕はもうそろそろ我慢の限界か?という感じですが

どいつもこいつも見る目がないようで

父・直言の臨終(?)シーンは割と評判がいい

らしいです。嘘だろ。ホント見る目ねえな。

 

夫・優三の出征前後に流されたすごく優しく哀しく

温かい曲については人並みに(?)感動し

まあ人並みの感性はあると自分では思ってましたが

僕は昨日のシーンでは1㎜も感動も感心もしませんでした。

 

確かに意外な展開ではありましたが要らんだろ。

まだ『ブギウギ』の梅吉父ちゃんだったらありかも

しれないけどな。いやないな、やっぱりない。

朝ドラじゃない。直言は優三の「死亡通知書」を

隠していたという設定だがそれもないな。

あの時代にそれはない。実際弟も夫も死んだあの時代に。

 

どうも脚本家は戦争というものを舐めてる気がする。

あんな風に「弁護士辞める」とか啖呵切らなくっても

トラが弁護士を続けられないのは戦時下では当たり前

だろうに。「女性だから」とか「女性で唯一だから」とか

もっていっても説得力はない。まあいいや。それも見る人が

どう思うか?で僕みたいに思わない連中が多いってこと。

 

一応日本初の女性弁護士(の一人)、日本初の女性判事

(判事補つまり女性の裁判官第1号は石渡満子さん)の

三淵嘉子さんというモデルがいるというならなるべく忠実に

その人生を追うべきなんじゃないかと僕は思うわけだが

脚本家にはそれもない。それを僕は失礼だと思うが

世の連中にはそれもなさそうだ。僕が今引っかかってるのは

実際は母のほうが父より先に死んだということ。

 

実際の三淵さん(当時は和田さんか)は地獄を見たと

思いますよ。短期間に弟、夫、母、父と4人の身内の

葬式を出さなきゃならなかったなんてね。母親は

1947年1月、脳溢血で死去、父親は1947年10月、

肝硬変で死去というのが事実です。まさにドラマ

みたいな展開。というかよくあることだけど

妻を亡くした夫が後を追うように亡くなる

なんてのは悲しいじゃないですか。

 

逆に夫を亡くした妻はその後も割と元気なイメージです。

女性と男性の平均寿命を考えれば別に男として悲しい

なんて言うほどもないのかもしれませんが。

 

脚本家によって生き残らされた『虎に翼』のお母さん

はるさんはこれからどうするんだろうなあ?いっそのこと

検事にでもしてトラと裁判で対峙させりゃよかろうもん。

ファンタシーだなあ。

 

まあでも僕も『虎に翼』は熱心に見てるわけです。

なんてったってNHKの朝ドラでNHKの受信料

払ってますからねえ。トラと優三の変顔での別れのシーンは

「ああそうするんだ」と思った程度ですがその後の優三の

泣きそうになるのを堪えて笑う表情にはグッときます。

役者だったらあんなのはみんな得意なんでしょうけど

仲野太賀さんのあの表情は流石、流石次回大河の主役です。

 

ね、けなしてばかりじゃないんですよ。いいと思うところが

あったら素直にいいと思うんです。いや寧ろ少々は目を瞑って

見るというところもあるくらいです。「でもねえ」って

いうところです。持ち直せ!朝ドラも株も。