流石に『虎に翼』の雑さが気になる人もいるようで

プレジデントのネット記事に久米愛さんと中田正子さんの

その後を書いたものがアップされてたようです。

 

それ見るとドラマでトラがやってたようなことは

専ら久米さんと中田正子さんの行った仕事みたいです。

トラの直接のモデルの武藤嘉子さんは「開店休業だった」

とご本人が話していたらしいので伴侶探しに忙しかった、

そして父親に「好きな人は」と聞かれ「和田さんがいい」と

答えた(これなら「見そめた」ってことになるわけだ)

ということのようです。ドラマの主役ではなくても

実際武藤さんもまあ運はいいほうで割と思い通りに

いったみたいですね。ただし、「結婚してわずか1年で

戦争が始まりましたから。結局弁護士として働いていた

期間は、1年もなかったんじゃないかな」ということです。

 

ドラマは事実通りでなくても勿論いいんですが

どこをフィクションにするか?ということに

センスが必要です。トラの子は何故か女の子に

なってましたがあれは兄(フィクションの人物)が

出征する時に言ったことの反対にする必要があった

以外になんか理由があったんでしょうか?

僕は反語を使います。

 

和田芳武さん(母が再婚したので三淵姓になったことも

あったんでしょうか?)という実在した人物がいる

わけですがそのことは配慮したんでしょうか?

僕は反語を使います。

 

まあ僕が武藤家や和田家、(三淵家はまだ出てないとして)

中田家(田中家も)、久米家(保原家も)の関係者だったら

いい気持ちにはならないと思うんだけどなあ。

僕は全然そういうよさげな家とは関係ないから

つまらんことを言わなくていい。そんなことを

妻からは毎日言われます。TVやネット見て毎日

文句言ってるのが嫌らしい。文句言う人は何にでも文句言う

とでも思ってるんでしょう。誤解です。いいものは褒めます。

そこにも遠慮会釈はないんでしっかり持ち上げてるつもり

だけどなあ。数で言えば褒める:3に対して文句:7では

あります。今の世の中そんなものだろう。

 

さてここからが本題です。昨日の放送で優三さんの

出征前後にすごく優しく哀しく温かい曲が流れました。

僕は米津玄師さんの「さよーならまたいつか!」以外の

『虎に翼』の曲に興味はなかったですがあの曲には

興味を引かれました。洋楽には少々目利きの銀次ならぬ

耳利きのkazakitaを自負しておりましたがどっかで聴いたことの

ある曲の気はしても僕のソングズ・イン・ジ・アティックには

ないみたいだったんで調べてみたら森優太×ベルセバの劇中歌。

『虎に翼』のメインテーマ「You are so amazing」

(そんなんがあったんかい?)にBelle and Sebastianの

ボーカル、スチュアート・マードックが歌唱を担当した

新たなバージョンなのだそうです。

 

卒業式の時にバーバーの『弦楽のためのアダージョ』が流れて

泣いた(西洋では葬式の時によく流れる曲みたいで

バーバー自身はそれが嫌だったらしいですが)のを

「思い出してしまうな」でしたよ。まあ人並みの感性はある

と自分では思っているkazakitaです。

 

で、曲はよかったんですが「はた」と思った(思い当たった

ってほどでもない)のが「英語なんだ。太平洋戦争なのに」

ということです。『バーバーのアダージョ』にしてもそうですが

今の人間が昔のことをドラマにすると当時では考えられん

ことも起こる。そしてそれもしょうがない。戦争に一生懸命だった

祖先のことも許せないですがいずれにしても人は変わるもので

日本人はもう随分変わってしまったんだなと思いました。