お姉ちゃんが帰省する予定です。

我が家の妹の頭の中のプリキュア以外の

大部分はもうそのことでいっぱいです。

 

体育大会への不安でいっぱいよりはいいでしょう。

まあ大体人間あまり考えすぎんほうが

いいんでしょうが(僕みたいな考えるタイプは。

世間によくいる考えないタイプは別)

気になることの種類が大事だと思います。

 

力はたまってないですが『虎に翼』のことを

書いてみようと思います。小出しにしとかないと

気になるのでいけませんや。ちょっと回復してから

書きたかったですがどうもあの脚本家とは合わない

ようでいつまで待ってもいい展開にはなりません。

 

兎に角改変の仕方が悪すぎる。昨日はトラのお兄さんが

出征して行きましたが史実では武藤家には兄はおらず

嘉子さんには4人の弟がいたそうです。昔は大体子沢山

ですからね。その弟たちの生活を良く支えたという

話が伝わっています。昔だったらそれでドラマが作れた

んだろうけどな、『とと姉ちゃん』みたいな。

 

長弟が武藤一郎というらしいので長男だったんでしょう。

この人がドラマの兄・直道のモデルらしく「出征し、

1944年乗船していた富山丸が米軍の魚雷で沈没し、

妻子(妻は嘉根)を残して早世」だそうです。合掌。

 

あと3人も弟は要らないということでドラマでは

一人だけ直明という弟がいますが「親元を離れて

寄宿舎生活を送る」設定です。この先活躍する

ことはあるのでしょうか?はて?


史実の弟が兄になったのは女学校の親友が兄と結婚して

義姉になるためでしょうが(縁談で年上女房は

紹介しないだろうから)こういうとこ変えられて

武藤家の人は不快にならないかね?kazakita家ならなる。

でもkazakita家はドラマにならないし世間は「ドラマだから」

「TVだから」って妙に甘いところがある。僕なんかTVの

アポなし訪問なんかあったら即刻追い返しますけどね、

「失礼だろ!礼儀を知れよ」ってね。

 

まあそれより許せないのが中田正子さんと久米愛さんの件

ですけどね。「先輩二人がやめてしまったので私が

やらなくちゃ誰もいない、私は一人だ」なんて

トラは言ってましたがあれは単に無知なのか?それとも

地方蔑視なのか?中田さんは確かに夫の実家のある

鳥取に行ったがその後も「62年余りに亘り弁護士活動を続けた」

というのが史実。「自分が、自分が!」っていうトラの態度

僕は大嫌いですけどね。だってあまりに無礼だから。

 

ナレ死みたいな扱い(これもあまりに無礼!)だった久米愛さんは

実際は「日本の女性運動において指導的な役割を果した」そうです。

ウーマンリブの闘士(?)、ウーマンリブってのも随分

懐かしい言い方ですが。ドラマのトラは寧ろこの人に近いのでは?

 

昨日の放送分では自分一人で活躍してるトラはあろうことか

恩師にまで噛みついてました。教育の失敗を感じさせられましたね。

「今の私」しか見えない人間にしてしまったらお終いです。

昨今はそんなのばっかりですけどね。逆にあの時代は

そんなことなかったと思うんだけどな。脚本家はそういうことを

知らないですね。今の時代の人が作るものは総じて

おもしろくないわけですよ、「今の私」しか見えてないから。

「今の私」なんて大事なのは誰でも知ってるし、そんな主張も

いつでも誰でもどこででもできるわけです。何かを学ぶということは

それ以上のことに視野を開くということなのになあ。

わかってないな。

 

もっとトラを叱ってやるキャラクターが必要だと思うんだけどな。

勘違いしたまま気弱な夫に支えられてほんわかしてても

正しい人の道には戻って来れないぞ。

 

嗚呼本当に帰って来いよ、帰って来いよ、

「かえってこお~い~よ~」だな。