昨日は我が家の妹を中学校に送った後

(残念ながらお母さんの車で登校)

『虎に翼』を見てパン買って実家に帰りました。

 

我が家のお姉ちゃんはちょっとストレスが溜まったのか

来週末に実家(つまりうち)に帰ってくるそうです。

実家はいいよな、いつでも。

 

『虎に翼』に決別宣言はできませんが

あの筋書きはダメだろうと昨日は思いました。

前から感じていたことではあるんですが

主人公寅子の都合のいいことばかりです。

タイトルの意味はこれなのか?

「強い上にもさらに強さが加わる」とは

「身勝手なうえにもさらに身勝手させる」

ような周りを振り回す主人公が幸せになる話か。

 

あれじゃあ佐田優三くん(この人にも和田芳夫さんという

実在のモデルがいることを考えれば尚更)は可哀想。

演じる仲野太賀さんは来年の大河ドラマの主演ということで

『光る君へ』脱落済みの僕としては捲土重来といきたい。

しかし僕の中ではこの朝ドラで来年の大河にもケチがついた

感じがする。そうじゃないのかなあ、みんなは?

 

仲野さんの演技はいいと評判みたいですが

僕は佐田くんで笑えない。Wikipediaで見ると実際は

「勤労学生として明治大学夜間部で学び、東洋モスリンに就職、

嘉子に見そめられて1941年結婚、1945年に出征し、

1946年長崎で戦病死」ということなので一応結婚、出征

そして死去とその流れで行くつもりならもっと持ち上げてやれよ!

 

司法試験に落ち続けて、緊張するとお腹を壊して、

寅子からは見向きもされず頼み込むように結婚するだなんて

僕が佐田くんだったらただの一個も嫌だって役じゃん。

 

そんなホン書かれてその通り演じるなんてのじゃ

大河の主役が務まるのか?と余計な心配までしてしまいます。

ええ、ええ、わかってますとも、どんな役だって演じられるのが

役者の技量であり醍醐味なんだろうってことはね。でもね

だから僕は役者ってやつに誠実さを感じない。捕まったとか

離婚したとか聞くと「やっぱりか」という気分。

 

それでも決別宣言はしたくないんだよなあ、朝ドラとは。

最近暇なのでミステリーとかも見てますが

NHKに受信料払ってるんだからニュースと大河と朝ドラくらいは

楽しく見させてもらいたいもんだわ。

 

「見そめられて」結婚ってのに期待してたんだけどなあ。

男の身勝手さにあんなに抵抗してたはずの寅子が

社会的地位(これにも抵抗してただろ?)向上のために

宙返りしてお見合いを頼むというのも反吐が出ますが

そこでホワイトナイトとして佐田くん再登場で

何で悪いんだ?そこがわからん。僕なら「身勝手なこと言うな!

結婚をなんだと思ってるんだ?!自分の都合でつれあいを見つけよう

なんて発想がお前の嫌ってる男どもの発想と微塵も変わらない。

そんなこともわからんのか?君は間違っているよ、寅子さん」

って言わせるけどなあ。で、寅子が反省して佐田くんに感謝して

惚れて結婚のほうが100倍いいシナリオだろ。

 

それで主人公の何が壊されるって言うんだ?今のホンのほうが

ズタボロだろ。大体花岡くんがどうして責められるのか全くわからん。

確かに好きなら好きでプロポウズしろよと思わんでもないが

あの寅子の態度じゃ出来んだろ、断られるのが目に見えてる。

移り身が早過ぎるとも思うが架空の人物だしね、脚本家の都合だろ。

それ見て俄然寅子が残念に思うって身勝手だろ。それで寅子の

友だちが責めるってないだろ、普通でも。それを法曹界の

関係者がやるってなると裁判で正しい判断なんて期待できん。

 

『光る君へ』と違って『虎に翼』は評判いいみたいなので

これでも世間は寅子側につくんだろうけど僕は嫌だな。

結婚して社会的地位が認められて弁護の依頼が来るか?

そもそも弁護士になって何年も依頼を受けられんなんて

あの弁護士事務所が悪いだけだし寅子が自分で探さないのが

悪いだけだろ。結婚相手にしても今更見合いの口を頼む

なんてせずに自分で探せよ!どんだけ他人に頼ってるんだ、

お嬢さんは?主人公は?