宇宙への挑戦と言えば聞こえはいいですが

こう失敗ばかり見せられると

できないならやめたほうがいいのでは?

と思います。

 

正直個人的にはやめてほしい。ホントは

「もうやめろ」と言いたい。それくらい

恥ずかしい。僕が恥ずかしいと

思わなくてもいいんだけど「恥の文化」を

知る人間としてはそう思ってしまうわけです。

 

みんな冒険家にはなにか甘いけどあれが僕には

わからない。無茶してる奴には「無茶だぞ。

やめろ」と言ってあげるのが本当じゃないか。

準備もろくにしないで何度も失敗するのに対して

「ドンマイ。またやれよ。諦めるな」なんて

言ってやる義理はないと思うんだけどなあ。

 

「カイロス打ち上げ失敗」という記事に対して

思ったことなんですがなんかそういう

納得のいかない失敗の記事が最近多過ぎると思います。

 

「カイロス」に関してはそもそも「カイロス」なんて

名前つけるかねえ?と思います。この前(2023年

10月-11月)『みんなのうた』でも聴きましたが

「昔ギリシャのイカロスは~」って僕でも知ってる

有名な話です。歌のタイトルは「勇気一つを友にして」

だったですかねえ。イカロスは「ロウで固めた鳥の羽」で

太陽に近づき過ぎて墜落して死んでしまったわけですが

カイロスは太陽に近づくことさえできなかった。

 

JAXAがあれだけ失敗しているしスペースX(敢えて「ー」で

書いてやる)があれだけ失敗してるからいいんだよ

とでも言うつもりなんですかねえ、世間は?

あ○か、あれはJAXAが悪いんだよ、スペースXが悪いんだよ。

 

「ロウで固めた鳥の羽」では1mも飛べんでしょうから

あくまで抽象的象徴的なことになりますがギリシア神話の時代で

太陽に近づけたのにもかかわらず現在は地上で失敗してる

ということなんじゃないでしょうかねえ?そしてそれは

今の考え方のほうが寧ろおかしい。この長い間人類は進歩どころか

退歩しているということなんじゃないんですかねえ?

 

そんな悲しいことを言うなよ、kazakita。そうだよなあ。

この間全く進歩していないということは僕も考えてないです。

 

アポロ計画もあったし映画では『遠い空の向こうに(October Sky)』

というロケットボイズ(Rocket Boys)の物語もあったし

小惑星探査機「はやぶさ」にしてもそうですがロケット打ち上げに

「成功」すればそれはそれでいいわけだから「失敗」を

避けさえすればいいわけです。そう考えると我が家の妹もいっしょです。

 

日本で一億総中流って言ってた頃まではいくらか進歩していた

と思うんですけどねえ。その後経済と政治のせいで退歩が

始まったんじゃないでしょうかねえ?いやそうだと思いますよ。

 

昨日は春闘の集中回答日だったらしく大手企業の賃金アップ

「満額回答だ、組合要求を超える回答だ」と騒いでいますが

僕に言わせれば「なんで今までできてなかったんだ?」

というところです。今までが内部留保し過ぎなだけだろ。

 

「退歩」が始まってから非正規労働者も増えてますから

そういう人たちの賃金が物価高に追いつくか?ということに関しては

望み薄なんじゃないかとも思います。職場の労働組合もないところが

どうやって交渉するんだ?と僕は思います。

 

労働組合にも入らずに「賃金上げろ」なんて僕はこれもまた

恥ずかしくてよう言わんわというところです。

 

話を戻して終わりますが、株価じゃあるまいし上がったり下がったり

しなくていいから、昨今の「退歩」については

「もうやめたほうがいい」(ホントは「もうやめろ」と言いたい)。

進歩しない人類なんて恥ずかしい。