抗うか、抗わないか

 

フランス語では

Résister ou ne pas résister

 

英語では

To resist or not to resist

 

 

前もって言うが、お題ほどヘビーな内容ではない。

 

 

 

今日、ヘアサロンに行った。通っているサロンではiPadで雑誌が見れるようになっていて、最近は多いシステムらしい。以前は読みたくないような雑誌をテーブルに置かれて多少困った、という人も電子書籍だと好きなものを見れるので喜ばしいそうだ。そして私もその恩恵に預かっている一人というわけ。

 

さすがに10代向きのファッション誌は見ない。トレンドやおしゃれの参考になるのはやっぱり20代のファッション誌であろう。

今素敵だと思うのは王林さんと村重杏奈さん、幾田りらさん。

大人でも上手に取り入れると素敵なファッションが楽しめそうなコーディネートでいつも見ていて楽しい。

 

まあなんだかんだでいろんな雑誌を見ていたのだが、「年齢を重ねても素敵な女性」という括りの誌面では、かつて20代の雑誌でもてはやされていたモデルさんたちが肩を並べていた。

軽く驚いたのは、彼女たちの気迫ある満面の笑顔。

ふわっと微笑むのではない。みんながっつり自分最上級の笑顔なのだ。

ふと、「抗ってるな」と思った。年齢に。そして自分の立ち位置などいろんなものに。

しかしそれは決して不快ではなく、その世界に生きると腹を決めた潔さを感じさせるものだった。「この雑誌に出ることで、また新しい仕事を必ずGETしてやる!」という意欲が誌面に溢れてくるくらい、彼女たちは必死なのだろう。

みんなとても素敵だった。

 

この思いを女心と呼ぶのなら、男性には分からないかもしれない。そして女性は男性が分かってくれないと言って責めてはならぬのだよ。

 

抗うか、抗わないか

 

本人が決めたことなら、無言のエールを送って支えるのがベストではないだろうか。

 

もちろん、抗わない人も肩の力が抜けていてナチュラルで、私は好きなのである。

 

 

 

「怪物」🍀YOASOBI