ながらくコレクションに加えたまま、フィルムを通す機会がなかったオリンパスペンEEにようやくチャンスが訪れました。
ほとんどがプライベートスナップのため、ここに挙げられる写真はごく一部ですが・・・
オリンパスペンEEは、先に販売された大ヒット作のオリンパスペンに、セレン光電池を使ったプログラムオートを内蔵したカメラですね。
固定焦点として、ピント合わせすらも不要。
フィルムを入れて、シャッターを押せば気軽に写真が撮れるという事で、これもまた大ヒットとなりました。
もう一つ、これは親切設計といえばそうなのか、薄暗い条件ではシャッターがロックされ、ファインダー内に赤い表示が出るようになっていました。その形から「赤ベロ」と呼ばれていますね。
シャッターがロックされたら撮れないので、その時は外付けストロボを使う事になります。
ペンEEにはシューが無いので、別売りのシューアダプターを取り付ける必要があります。
鏡胴にあるフィルム感度ダイヤルをオレンジの表示の方に切り替えて、前面にある連動接点にストロボのコードを繋ぎます。
そうすると、シャッターロックが解除されて約1/30秒のシャッターが切れるようになります。
まあ、基本的に日中の明るい所で撮ってね、というところですかね。
固定焦点なので、撮影範囲は1メートル~無限遠となっています。
この辺は今の写ルンですのような、レンズ付きフィルムと同じような感じですね。
さてその描写はいかに。
京都の舞鶴にある、レトロ自販機があるので有名な、ドライブインダルマ。
嫁さん撮影。
2025年の正月に訪れた、京都の伏見稲荷。
なんか、アジア系の外人観光客がとても多かった。
この2枚からお感じかもしれませんが、必ずしもシャープとは言い難いです。
固定焦点ゆえ、全体がまんべんなく写る感じ。
レンズの焦点設定は1メートルから3メートル辺りにセットされているようですね。あとは被写界深度で補おうという。
露出計は、60年くらい経っているにも関わらず、光に反応して今でも適正露出の範囲で撮れました。
カメラの構造に詳しくなくても、気軽に撮れるというコンセプトで、大ヒットととなったペンEE。
時代のニーズに応じてEE2、EE3と進化していきました。
ペンシリーズの体系はとても分かりやすくて、発案、設計者の米谷義久氏の先見性にはつくづく感心させられます。



