カオサン通り イカサマ ポーカー の オマーン 君 に ハメラレそうになった 夜
Sting boy
それは 完全に
ハメラレる
ところ でした
少し 気ずくのが
遅かったの ならば、
完璧 やられて おりました
わたくしは 1993 年 の 10 月
バンコク は カオサン通り に 一週間 おりました
アジアを 2ヶ月ほど ふらふら していた わたくしは、
神戸 から 船で 上海 ~ 広州 ~ 珠海
マカオへ 抜けて
香港 から デリーへ 入り
パキスタン を 少しだけ のぞき
そして インドへ 戻り ネパール へ
更に カトマンズ で 沈没してから
この バンコク へ
やって まいりましたが、
この 当時 まだ
自由旅行の 入国が たいへんに 困難な、
ベトナム、 ラオス には
強い 興味も
持って おりました
ラオス の 観光ビザ は、 このとき ホテルが 1泊だけ 付いた 旅行会社を 通した ものしか 認められず
わたくしは 中華街の ヤワラ~に ございました
日本人 の たまり場 ホテル
ジュライ ホテル から カオサン へ
引っ越して きたので あります。
それは ラオス の 観光ビザ を 取得 するために
この カオサン通りの 旅行会社に 頼んでも
約 一週間は かかると いった
面倒さ!
そして 8000 円 と 言った 不当価格
わたくしは この時
友人に なった、 やはり オーストラリア の メルボルン から バカンスで タイ に 遊びに 来ていた 洋食の コック
エルトン と 二人で 毎日 遊び
そして カオサン の 隅々まで
彼と 飽きるほどに 遊び
そして 親友に なったので ありますエルトン は やはり 東南アジアを かれこれ 半年 近くは 廻っており、 自身の 所持金も 底を つき
今 まさに 家族 からの 送金を 待って いるので ございます。エルトン談 ... ママは 絶対に 送金してくれる。
Sting 談... エルトン は、 マザコンだ 笑
まだ 自国へは 帰りたくは ない!
タイ の 美しい ビーチへ 行きたいと、 彼は 言った
わたくしは エルトン の 旅の 夢ばなし を 聞きながら
カオサン の 夜を 毎日 過ごして おりました
...............
それは 突然 の やって まいりました
エルトン に ついに 金が 入ったのだ
彼は いきなりの わたくしの 部屋へ やって来て
( JAPONE ! 俺は 金が 入った。 これで お別れだ!
今夜 出発 するよ!
プーケット 方面へ 行くよ! 帰国 したら メルボルン へ 来いよ、 必ずね! さようなら ) と。
わたくしは アドレスを もらい
エルトン が 居なくなり
寂しくなり
ホテル も かえました。
カオサンの メイン ロード から 一本 裏の
まだ 店も 少ない ガランと した 通りに!
新しい ゲストハウスは 何か、 とても 大きな ゲストハウスで、 入り口には オープン レストランも ございました
それは 泊まり 移った 2日目に 起こりました。
オマーン の あいつわたくしが 新しく 移動した ゲストハウスの 入り口にある レストラン で 食事を していると
親しみある 笑顔で 声を かけてくる 外国人が いる。
中東系の お顔を した わたくしと 同じく 20 代 の
やせた 男だ!
彼は ニコニコ しながら わたくしの 席の 隣に 座ってきた
( となりに 座っても 良いか? ) と
もう 座っているのに、 面白く 珍しい 奴だ
良いですよ、 ウェルカム
わたくしが そう 答えると 彼が きいてきた
( 君は 何処から 来たんだい? )
日本だよ
あなたは?
( オマーン です )
わたくしは オマーン を 知らない。 そして どこに ある 国なのかも このときには わからなかった。
てっきり アフリカ 方面の 国 だろうと、 思って おりましたが わたくしの 手帳に ある 世界地図で 彼は 親切にも 教えて くれる。
( ここですよ ほら サウジアラビア の 下の 国
とても 貧しい 国 ですね、 中東ですよ!
日本 みたいに 豊かな生活は できません あなたが うらやましいよ! 世界中 旅行が 出来て )
そして 彼と 世界中 の 色々な 話しで 盛り上がって しまい、
わたくしは 彼が 悪い 人間 だとは 思えなく なってきた。
この オマーン君は、 旅行では 来て いないと 言います。
( 私は 旅行ビザですが 仕事が したい 日本人の あなたは 何か 知っている 仕事は ないですか ?
もちろん バンコク での 仕事を )
仕事 ?
知らないね ~ 僕は 旅行者 ですから 現地の 仕事には 縁も 無いしね ~
すると 彼が 突然 切り出した
( もし 良かったら 私の 部屋へ 来ないか ?
友人も 何人か いるよ!
カオサン から すぐ そばなので 一緒に 行って みんなで ゆっくり しゃべ らないかい ?
わたくしは 何の 疑いも 持たない ままに
彼の 申し出を
OK したカオサン から 彼の 部屋 へは
明かりの あまり 無い
暗い 道を 歩いて いかなければ ならなかった。
歩き ながら 彼と
世界の 政治や、 物価の 話しを していましたが、
ちょうど 5 分 くらい 歩いた ところで、
彼が おかしな 事を 言い だしてきた
( 私の 部屋で ゲームを やろうよ! )ゲーム ?
この 彼の 言葉 ?
どこかで 聞いた 事が ある。
とても 記憶に あるのだ。
インド の ゲストハウス の ドミトリー で 聴いた事が、
瞬時に 悟って しまった。
その ゲストハウス で 聴いた 話しは こんな話しだ!
........ その 話してくれた インド の ゲストハウスの 日本人、
その 仲の良い これも 日本人の 友人が インド を 旅行中に 数人の 優しい トルコ人と 親しく なった。
彼は その トルコ 人 の 部屋へ 呼ばれ、 そして 仲間の トルコ 人 や インド 人と 仲良く なり、
そして カード ゲーム に 誘われる。
その 彼は ルールも 解らないが、
その 仲間達が 親切にも 全ての ルールを 基礎から 優しく 教えて くれた
そして カード ゲームは 始まり、
誘われた 彼は 何故だか 勝ち出した。
彼は その後も 勝ち続け、永遠に 勝ち続けます。
そして 最後に 大負けを する。
それは それから 永久に 負け続け、 彼は 全財産の 持ち金の
30 万円を 巻き上げられて しまうのだ
......
わたくしは 瞬時に この オマーン 君の イカサマ ポーカー カード ゲーム を 気 づいて しまった。
オマーン 君は 狙って いるんだ、 俺の 金を!彼は 歩きながらも、 しつこく ゲーム を やろう と 言った。
友人が 待って いるんだと
そして なんとか わたくしを 部屋へ 誘き寄せようと する。
わたくしは もう 気が ついて しまったので、
彼に
やっぱり 帰るわ!
用事も 思い出したよ
悪いね!
またに しようよ!
すると 彼は 異常な 反応を しました。
( なぜ ? なぜ あなたは 僕の 部屋に 来ない?
どうしたんだい? 行こうよ! )
カオサン へ 引き返し ながら 歩く わたくしに
だんだん しつこく 乱暴な 英語に なっていく 彼
無事に わたくしの ゲストハウス に 到着すると、
まだ 彼は わたくしに しつこく 何かを しゃべって いる!
ゲストハウス の 中へ 入ると 鉄の 扉が あり、
部外者は 入れ ない。
そして 安心 した 時です
ゲストハウス の おばちゃん が、 教えてくれました。
( あの アラブ の 男、 しょっちゅう 外国人を 探して いるよ! この ゲストハウス からも 何人も どこかへ 連れて 行ってるよ、 警察が 来た 事も 有りますよ )
オマーン 君は せっかくの 釣った 金の 日本人を 逃して しまったの だろうか。
外国で よく 知らないような 人には 絶対に ついて行っては いけない。
もし それが 日本人 女性 ならば、 レイプ 被害も 覚悟 しなくては なるまい!
.......
全て 実話 で ございます