夏休みの「山の思い出」と言ったら、そりゃもうキャンプでしょう。

でもキャンプって準備も片付けも大変だし、夜は何かに襲われそうで無理。

でもジムカーナ用に簡易テント買ったし、どうかな～と思って向かったのは栃木県。

午前４時前に出発し、東北道のSAで朝食休憩。

東北道も一部で120ｋｍ制限になったんですね。

で、昔よく行ったサーキットがあった篠井を越え、今市から北上すると鬼怒川温泉のホテル街を抜けます。

ああ泊まりたい・・・。

一度も来た事なかったのに、まさかただ通過することになろうとは。

そこから細い山道をクネクネと上り、

「コレほんとに道あってるんだろうね？」

と不安になりながら到着したのは、星空キャンプ場。

なんて素敵な所なのでしょう！

標高千メートル近くで、日差しは強烈ですが、風が涼しい。

気温も下界よりも５度くらい低い。

流れる雲がなんだか近い。

ちょっと車高の低いクルマには厳しいところですが…。

上から下界を見下ろします。

ひゃあ～いいなあ！

湧き水を引いていて、これがまたちべたくて、そして飲用ＯＫなのですがなんだかウマい。

川の源泉があり、そこから水を引いて濾過をしているそうです。

ジムカーナ用にワンタッチ展開の簡易テントを買ったので、持ってきました。

虫が多く、なぜかテントに何匹も蜂とかカマキリが入ってきます。

・・・で、今日ココに来たのはキャンプではありません。

はい、サバゲです。

ＢＢ弾が出ないファスガン（ショップ「ファーストスナイパー」が開発・運営する赤外線システム）ゲームで、東北道の事故渋滞のせいで全員集合は遅れましたが、25人も集まりました。

ワシは、とうとうガスブローバック＋グリーンガスのデビュー。

マルイのＭＰ７もこのために買いました。

ホントはＧＢＢ８９にしようかと思ったんですけど、こっちのほうが安くて軽いので…。

ゼロインしようとしたらどうしてもドットサイトの調整幅に収まらなかったのですが、ファーストスナイパー社長に見せたら

「あ～、これは…」

とマズルのアタッチメントをグリグリ締めたら治りました。

そうしたらきっちりゼロインできました。

ただ、ガスブロなので１発目はいいものの、連射だと２発目以降がぶれますね。

フィールドはここではなく、

このようなところを上っていくと、こんな傾斜した平地で、舗装路もあるところに出ます。

見てすぐ「ははん」と分かりました。

これはよくある、別荘地にしようとしたものの頓挫した…という土地でしょうか。

おそらく別荘が建ったであろう所は木々やブッシュで覆われ、いくらかは起伏もあります。

遅刻組が多かったので、まずは準備ができた１０人くらいで１ゲーム。

キッズも２人参加しましたが、走る走る。

敵との距離感が分からず、あとは意外に射線が通る場所もあって、知らずにどこからかやられたり、逆にやったりの繰り返し。

藪の中は音が出るし移動が遅くなるので、道をうまく使うのがいいかも。

大小の木々があり、けっこう隠れやすい。

うん、面白い！

森の中だと思ってたのがまさか別荘地だったとは・・・。

ただ、当然ながら広いのでかなり疲れます。

こないだのVショーで差し入れでいただいたモノをモグモグ。

このヨウカンはポケットの中にも入れられて、手もベタつかず素敵。

次はフルメンバーでゲーム。

やはり20人以上いるとあちこちで交戦があり、やってやられて面白いゲーム展開になってました。

復活して前線に戻る人、やられて復活に戻る人…。

で、自然の脅威が我々に牙をムきました。

それは、ヒル。

奴らは鹿などの野生動物を吸血し、野生動物の体にくっついて移動し、新たな獲物を見つけてまた吸血するのですが、ゲームが終わってみると

「あっやられた!!」

「へ～一応見てみるか～・・・わー!!」

「塩！塩もってきて!!」

と・・・

足首をやられた人が多いのですが、中には首筋とかにいた人も…ひいいいい！

ワシも陣地で復活しようとした際にしゃがんで地面を見たら、尺取虫みたいなのがこっちに進んでくるので「なんだろ？」と思っていたら、それがヒルだったようです。

石に枝で磨り潰してやりましたが…。

ちなみにワシがセイフティに戻って靴を見たら、いました。

しかしワシは朝イチでキャンプ場のオーナーさんから

「ズボンのすそを靴下inにすれば大丈夫」

という策を授けられ、そして膝から下には虫よけを液が滴るほどに吹き付けたので、被害はありませんでした。

しかし中には足首が血だらけな人もいて、ヒルは恐ろしいっす・・・。

休憩。

ああ、キャンプみたいでいいなあ。

今日の皆さんも、キャンプあるいはデイキャンプがてらファスガンに参加したような方ばかりで、ランチ時はかなり長い時間ゲームせず、あちこちで楽しそうな食事風景が見られました。

しかしこんな天気がいいのに、近いところで雷雲が来てるようで、ずっとゴロゴロ聞こえてました。

その後のゲームでキツネ狩りがありましたが、ワシはキツネとハンターを間違え、味方のハンターと延々と撃ち合いを演じてしまったり（だって相手が撃ってきたし～）

あとはグリーンガスが、ボンベをちゃんと締めてなかったのか新しいタンクだったのにエアが抜けてたりという、不慣れ故のミスがあったり。

で、ワシは途中で足首が痛くなって２ゲームくらい休憩。

夕方には四つ巴・寝返り戦。

これで走り回り、もう限界。

早帰りの方や、キャンプに切り替えた方がいらして、ワシも暗くなる前に片づけをするため切り上げましたが、十人以上がまだまだゲームを。

差し入れで、ほうれんそうをいただきました。

お隣の農園さんのだそうで、ありがとうございます！

すでに一杯始めてる宿泊組の方々。

夕暮れの宇都宮。

ああ帰りたくない・・・。

湧き水で顔を洗ったらまあ、ちべたくてキンモチいい！

本当はテントもあるし、どうにかして泊まっていけなくもなかったのですが、やはりそういう準備もしてないので断念。

そして、あの行き違いのできない箇所ばかりで街灯もない山道は暗くなる前に抜けるべきなので失礼しました。

帰りの鬼怒川の温泉街も今市市街も、土曜なのにひっそりとして車も少なく寂しいものでした。

ああ泊まりたい・・・。

ということで、事故もなく１１時には帰宅。

サバゲもいいけど、キャンプもいいなと思った一日でした。

しかし往復の運転時間、８時間。

よし、愛人兼運転手を募集しよう！

（おしまい）

bloody game