女性の更年期は50歳プラスマイナス3歳くらいです。

 

更年期の女性は閉経をして、黄体ホルモンの分泌が低くなり、各種の症状が出やすいと言われています。例えば顔のほてりや冷や汗ホットフラッシュと言われている以外にも、精神症状とくに鬱的症状が出やすいそうです。

 

だいたい更年期の女性の20%が何らかの治療が必要だと言われています。

 

治療法には、ホルモン補充療法(5年以上の継続で乳がんの発症率が高くなるという統計)、漢方薬治療(昔から親しまれており人気の高い治療法です)精神療法などが含まれます。

 

とくに心理社会的な変化(子供の巣立ち、パートナーの社会的役割の変化、昇進、リストラなど)親の介護や老年期を迎える女性としての葛藤などが含まれます。

 

精神療法的には、自律訓練法が効果的です。これは「私はリラックスしている」「手が重たくなる」「手が温かくなる」などの6つの公式を順番に行う事で、交感神経優位から副交感神経優位に変え、心身のバランスを整えるのに有効です。

 

50代を迎える方もこれからの方も、女性として避けては通れないのが更年期であり、頭の隅にとどめておくと良いのではないでしょうか。