「銀河鉄道の夜」は、宮沢賢治の書いた壮大な物語です。

そのアニメ映画が1985年に公開されて、当時小学校の低学年だった僕は、母に連れられて映画館に観に行きました。

その時はよく分からなかったのですが、のちに原作の小説を読み、とてもその物語に引き込まれて、ジョバンニやカムパネルラは青と赤の猫の姿でイメージすることになりました。

その後、中学の時にブリスベンで日本総領事館主催の日本フェアかなんかで映画の上映があり、それを見に行った僕はすっかりと銀河鉄道の夜のアニメ映画のファンになったのでした。

まず作画が「ますむらひろし」さんで、猫が印象的です。

また、音楽をYMOの細野晴臣さんが手がけていて、幻想的な音楽に引き込まれます。

そして何よりも物語が、生と死、本当の幸いについて語られていて、触れれば触れるほどその世界に引き込まれていきます。

アニメ映画は1時間48分と、少し長めですが、「銀河鉄道の夜」に興味を持たれた方は観てみると良いのではないでしょうか。