映画 ハナレイ・ベイ

ストーリーに波はないけれど(波は胸~オーバーヘッドくらいはありましたが笑)、登場人物の心情を感じながら観る事の出来るこういう作品が大好きです

ハナレイ・ベイでサーフィン中に亡くなった息子の影、足跡をたどり向き合おうとする母親の物語

息子の死を受け入れられないとか息子の命を奪った島に対するやりきれない思いとか息子が最後に過ごした場所はどんな所だったのか、そもそも息子と向き合えていなかった自分とか、あまり触れられていない自分自身の過去とか

息子との回想シーンを織り混ぜながら母親サチが何を思うのか、吉田羊さんの素晴らしい演技に引き込まれながら考えながら美しい景色、現地の空気感に触れながら観る事が出来ました

意外だったのは監督のこだわり故に吉田羊さんへの厳しい注文が多かったという事、それほどサチの心情を繊細に描く事に重きが置かれていたのだろうし、一回観ただけでは推し量れない作品になっているのだと思う

英語を話す姿、ピアノを弾く姿、本を読む姿、一つ一つの行動がかっこよく美しい

羊さんのお芝居はいつみてもワクワクします、素晴らしい女優

佐野君はライヴでのパフォーマンスを観た監督が直感で決めたそう、「虹色デイズ」の飯塚監督もそうだったような気がする

ドラマ「隠蔽捜査」の息子役も良かったけど今回の息子役も素晴らしかった

村上虹郎君はサチが息子と重ねてしまうような重要な役を、素晴らしく演じていた

佐藤魁君はとても有名なプロサーファー、波上でのリアリティーを追求するためにキャスティングされたそうだが演技が素晴らしく素人笑、しかしそれが良かった

あと現地人役の外国人の方の演技が素晴らしく良かった、人を包み込むような温かさ、それが現地のリアルを醸し出す

登場人物の心情の他にサチが2年間渡米していた事、夫の事、戦争の事、深くは描かれてはいないが掘り下げられる背景が沢山ある

そういう心情や背景を観ながら考えながら寄り添える作品がとても好きです

追記、本編観賞後にお開け下さいという封筒の中身の意味は??考えよう笑

#ハナレイベイ #吉田羊 #佐野玲於 #村上虹郎 #佐藤魁 #栗原類 #松永大司 #村上春樹