前回のブログで別線の先行の突き抜けを狙う! としましたので私の狙い方を紹介します。

まず、別線の先行ラインを狙うと言うことは本線の捲りに不発になってもらうと言うことです。
ここではBラインの3車が先行すると仮定して説明します。

別線の突き抜けが決まりやすい大きなファクターを3つ挙げます。

1.1aと1bの力差が少ない。

当たり前ですが、どんなに展開が良くてもチャレンジに郡司浩平選手が入っていれば簡単に捲られてしまいます。

2.2bの選手がまあまあ強い

スパッと捲られれば1a2aで決まりますが、モコモコ捲り(1aと1bのスピード差が少ない)の場合は2bの選手がブロックします。1aを止めればBラインで決まることが多いですし、2aを飛ばせば、1a2bなどの筋違いになります。
2bが弱いと追走が精一杯になるのでブロックできずにモコモコ捲りでも1aに決められてしまいます。
突き抜けなので、2bが自力を使えれば尚良いですね。

3.3bの選手にそこそこの差し足がある
3bの選手は4C過ぎには遠心力に逆らって内を締めて中割りを防がなければなりません。マークするのが精一杯だと外を伸びてくる捲り追い込みの選手に交わされてしまいます。強すぎて3b2bになっても困るのですが。。


レース分析に入る前に注意点が2つ

① 先行回数はH数を使う。
先日、先行回数を扱ったブログでは一般的なB数で説明しましたが、私はH数の方を重視しています。
B数はカマシ・捲りがバック線前で決まるとカウントされるからです。主導権という意味ではH数の方が展開を読みやすいからです。

② パワー数値(P値)は競走得点をアレンジして使う。
競走得点だけでは難があるので、私はマークを除いた決まり手の合計の半分を競走得点にプラスすることをデータベースに計算させてP値としています。
もちろん暗算でも簡単で、
競走得点100点で決まり手が 逃6 捲4 差4 マ2 の選手であれば、
100 + (6 + 4 + 4) /2 = 107 がP値となります。


さあ、前置きがかなり長くなりましたが、別線3車先行は2レースあります。
前からAライン、Bライン、Cライン、Dラインの順、車番の後ろの()内はパワー数値です。

まずは5R(2番車、山崎賢人くんは競技のため推定数値)

②(115) ⑦(112) ⑨(112) ③(103) ⑤(107) ①(108) ④(99) ⑧(95) ⑥(92)

Cライン⑤番車坂本くんH数14本で3車先行が見込まれます。
2cは①番車、アメブロも書いている伏見俊昭さんです。近況調子も良いので頑張ってもらいましょう。
3cは④番車の森安さん。ちょっとP値が低いのが心配です。

ここは3連単で2着3着を入れ替えて穴狙いにしましょう。
1-4-5
1-4=2
1-4=7
1-4=9
の7点を穴買いします!

もう一つは9R
Bライン3車先行で3分戦です。

⑤(117) ①(113) ⑧(101) ②(106) ⑨(103) ⑥(97) ⑦(105) ③(110) ④(99)

H数13の②番車の先行とみますが、どうでしょう、まず1aと1bのP値の差が11もありますね。
しかも1aは宮杯で大活躍した藤井くんですし。
2bのP値も103なんでこのメンバーの中で強いとは言えません。自力は持ってますが。
3bの⑥番車も97で苦しそうですね。
流石にここは見送りですね。
でも来たら悔しいので、2車単9-6を100円だけ買ってレースを見ておきます(笑)。


後は本命サイドのAライン3車先行のレースが、
1R 6R 12Rとあります。
特に12Rは先週からずっと狙っている新山くんと佐藤慎太郎さんの表裏から買いたいところですが、犬伏くんがいますからね。
叩き合いと見るなら慎太郎さんの頭ですかね。
佐藤-新山のハサミ車券が面白いですね。犬伏くんだけを嫌って、
5 - 7 = 123468
の12点狙いにしましょうか。


※ラインの先頭間で一番強い選手がいるところをAライン。その先頭の選手を1a、番手の選手を2a。以下同。単騎はラインではないですが、便宜上カウントしています。
詳しい説明は以前の記事「競輪 ライン車券 vs 筋違い車券(初心者向け)」をご参照ください。