このブログに引っ越してくるずっと前に書いた過去の私の想い。
その想いがあったからこそ、今、ハンドメイドクリエイターt.kazukoとして活動しています。
今日はそんな想いを綴ろうと思います・・・
独身時代、それなりにお洒落に気を遣っていました。
結婚後も、それなりに・・・していたはず。
でも、
長い不妊治療期間を経た出産後、それどころじゃなくなりました。
深夜残業や急な出張が当たり前だったITエンジニアの旦那さん。
外面が良いこともあり、休みにはちゃんと家事や育児のお手伝いはしてますよアピールがすごかった。
何なら、家のことに文句を言わない自分は偉いでしょ?みたいな雰囲気さえ醸し出してたな・・・。
「ワンオペ育児はみんながやってること」
「それ、被害妄想だから・・・」
そんな言葉を聞かされるようになり、実母に頼るのも最低限にして、できるだけ誰にも頼らないように、私が我慢すればいいだけなんだ・・・なんて思いながら子育てをして、息子が幼稚園に通うようになって気づいたのです。
送り迎えで一緒になるママさんたちがおしゃれなことに。
高齢出産に近いような年齢で出産した私は、日々の子育ての疲労を言い訳に、ジーンズにTシャツやカットソーを合わせるコーディネートしかしない。
薄い眉を描いて、肌馴染みのいいオレンジのリップをしてお化粧は終了。
そんな私とは正反対のママさんたちは、薄化粧にシンプルなコーディネートだけどあか抜けてて、優しい笑顔に溢れてました。
ワンオペの子育てに必死だったこともあって、ママ友と呼べる人もいなかった。
結構追い詰められてたのかもしれません。
何とか見た目だけでも変えて、ママさんたちのようになりたい!
自然とそう思うようになったものの、なかなか自分を変えることができませんでした。
でも、気持ちが外に向かっていたのが良かったのか、地元の児童館を拠点にボランティア活動をしているママさんから「一緒に活動してみない?」と誘われたのです。
活動内容は、家にこもりがちな乳幼児を子育て中のママさんの息抜きになるように、児童館で子どもを遊ばせながら、セルフ式のカフェで一息ついてもらったり、同じようなママさんとのつながりを広げてもらうためのママカフェの運営でした。
その活動の中に、ボランティアスタッフが得意なことをテーマにした講座があり、そこでハンドメイドとアクセサリー作りに出会いました。
お洒落なママさんが作るアクセサリーに、自然と笑顔がこぼれ、ひとときの心安らぐ時間を過ごせた感動が私の中に大きく残りました。
それから少しずつ、個人でアクセサリー作りをするようになった私。
身長170㎝でぽっちゃり体型だったこともあり、シンプルだけど大ぶりなピアスやネックレスを作るようになりました。
ハンドメイド雑貨の通信講座を受けたりして、アクセサリーだけでなく、布小物を作るのが楽しくて、どんどんハンドメイドにのめり込んでいきました。
まさか、私がハンドメイド作品をネットやイベントに参加して販売するようになるなんて。
作家活動をしている私の心の中にあるのは、
「子育てや家事に忙しいママさんたちが、私の作る作品で一回でも多く笑顔になれる機会を増やしたい」
「私みたいに、気持ちが外に向くきっかけになってくれたらいいな」
「シンプルだけど何故か気になって毎日つけちゃう作品を作りたい」
そんな想いたちです。
そんな想いを叶えるために、キラッと心に響く素材を多く使って作品作りをしています。
クリスタルをメインにすれば上品に、ビーズやレジンをメインに使えばカジュアルな作品になりやすいかな。
それでも、耳元でゆらゆらと揺れるフォルムや、大ぶりなデザインに仕上げることはずっと変わりません。
毎日のコーディネートのほんの一部でしかないアクセサリーですが、鏡を見る度に目に入ります。
鏡を見る度に一瞬アクセサリーに目が行き、小さな安心感や小さな自信、小さな笑顔につながればいいな。
家事や育児に忙しいママさんたちが、
お気に入りのアクセサリーで気持ちが上がりますように。
楽しいと思える瞬間が1回でも多く訪れますように。
ママさんの笑顔は家族の宝物。
心からの笑顔が日々の生活で増えますように。
そんな想いをのせて、これからも作品作りを続けていきます。
:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-
kaz&sourire
:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-