僕の大好きな
パティが作詞作曲した往年の大ヒットナンバー「Say You Love Me」を優しく丁寧に歌い上げたあとは、今は亡き「クインシーの秘蔵っ子」ジェイムズ・イングラムに捧げて、彼とのデュエットナンバーで世界的に大ヒットした「Baby, Come to Me」と「How Do You Keep the Music Playing?」を見事にパティのソロ楽曲として生まれ変わらせ熱唱してくれました。
つまり今回のLIVEは、X'mas ソングオンパレードどころか、まさかまさかの「オール・アバウト・パティ」と呼びたくなる懐かしの名曲オンパレード!!
後半には今年90歳を迎えた渡辺貞夫氏にリスペクトを込めてと、1989年にリリースされた彼のアルバム『FRONT SHEET』に収められた、パティーがボーカルを務める「Any Other Fool」もご披露...これにはもうさすがに会場の誰もが涙もんだったんじゃないでしょうかね〜。
ただ唯一残念だったのは、先ほども話題に出た僕ら世代の代表曲「DO YOU LOVE ME?」を、絶対にアンコールの最後の最後で歌うと確信していたのに、そこは「Winter Wonderland」と「Have Yourself a Merry Little Christmas」のクリスマスソング2曲で終了してしまったことと、実は僕的にパティーの曲で最も好きなナンバーで、リーリトナーの1978年の作品『THE CAPTAIN'S JOURNEY』で初めて耳にした「That's Enough For Me」を歌わなかったことかなぁ...この曲の原型はパティ・オースティンの3rdアルバム『ハヴァナ・キャンディ』の冒頭に収められており、プロデュースはなんとあのデイヴ・グルーシン&ラリー・ローゼンのお二方でありまして、その翌年にリトナーがパティー本人をボーカルに迎えてカヴァーしたという名曲中の名曲!!
でもまぁそれにしても、とてもとても73歳とは思えないファンキーでノリノリのステージを披露してくれた、思っていた以上に超小柄でスリムなパティーは、やはり僕らの永遠のディバーでありミューズであることは間違いありません!!
なんとなく僕の予想では、本日12月月18日の最終公演の最後の最後に、「DO YOU LOVE ME?」を歌うんじゃないかという気がしてならないんですが、そんな彼女の歌で夜な夜な踊り明かしていた青春の思い出をお持ちの方には必見のLIVEステージ...このラストチャンスをどうかお見逃しなく!!