今回彼は
アコースティック・ピアノにMIDI装置をつけた、いわゆる「MIDIピアノ」を演奏し、曲によってはストリングス(弦楽)と共演しているような効果も生み出す不思議な世界を演出...ボブ・ジェームス史上、最もエクレクティックなアルバムと言われている最新作『Jazz Hands』の収録楽曲を、アコースティック編成によるピアノ・トリオの響きでものの見事に再現し、僕らをそのメロディーの虜にしてくれました。
クインシー・ジョーンズに才能を見出され、70年代は名門 CTIレーベルのキーボード奏者 & アレンジャーとして活躍し、
80年代は「ワーナーブラザース」のジャズ部門取締役として、フュージョンおよびアダルト・コンテンポラリー全盛期の先端を走り、90年代はタイトル通りアコースティックピアノを前面に据えたゴージャスなアルバム『Grand Piano Canyon』にて、リー・リトナー、ネイザン・イースト、ハーヴィー・メイソンとセッションを行い意気投合...すぐにスーパーバンド『フォープレイ』』を結成し、世界的な 大ヒットアルバムを量産させたのは記憶に新しいところ。
(続く...。)
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