11:00きっかりから始まったこの物語はと言いますと、

 

 

劇中の随所に仮名手本忠臣蔵のパロディーが盛り込まれた、いわゆる「忠臣蔵の後日談」でありまして、その一つが冒頭に登場するコミカルなセリフ回しで物語の設定を紹介する口上人形...実はこの声を中車の息子である市川團子が担当していることがつい最近判明し、変則的な親子共演が実現することとなりました。

 

 

「仮名手本忠臣蔵」では憎まれ役の斧定九郎が、今回の舞台ではお家再興を目指す忠義者として描かれており、その定九郎を演じた中車は、

 

 

最後に大凧に乗って花道を宙乗りで飛んでいった挙句に、たちまち反対側から傘で舞い降りてくるという「ダブル宙乗り」を披露し、観客たちを大いに沸かせておりました。

 

(続く...。)