簡単にネタバレせぬよう内容を説明いたしますと、
N.Yを舞台に、大学卒業を機に親元を離れた青年トーマス(ハリー・ポッターシリーズスピンオフ映画の続編「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」でも人気のカラム・ターナー。)が、風変わりな隣人と父の不倫相手に出会ったことで、いつもとは違う日常を送り、やがて人生に変化が訪れていく姿を描いていく作品でありまして、見る者に大人でも子供でもなかったあの頃の気持ちと切なさ、そして歯がゆさを思い出させてくれる青春映画。
そのダンディなトーマスの父、イーサン役には映画『007/ゴールデン・アイ』から 5代目のジェームズ・ボンド役を務めたアイルランドの俳優 ピアース・ブロスナン。
トーマスの母、ジュディス役には『セックス・アンド・ザ・シティ』のミランダ役でおなじみ、シンシア・ニクソン。
このドラマの裏の主人公とも言える奇妙な隣人 W.F.ジェラルドを演じるのは、1984年作品の『カリブの熱い夜』でファンになられた方も多いはずのカリフォルニア出身の米国俳優 ジェフ・ブリッジス。
そして何と言っても一番の見どころである 超美人な父の不倫相手ジョハンナ役を務めたのは、2001年公開の『パール・ハーバー』でトップスターの仲間入りを果たし、それを機に『ヴァン・ヘルシング』、『アビエイター』、『アンダーワールド』シリーズ等のヒット作に出演しているイギリスの女優ケイト・ベッキンセール。
デビュー当時からその細身ながらに引き締まった9頭身のプロポーションで「ハリウッドNo1の絶世の美女」と言われ続けてきた、イギリス系とアジア系の血が混じった美貌には、ちょっと再認識というか、僕も鼻血が出るほど驚かされましたね〜😆。
この美貌とスタイルで現在49歳ってどういうこと??
いやいや 世界はまだまだ広いですなぁ〜。
...とまぁそれはそれで置いといて(苦笑)、肝心のストーリーの感想ですが、クライマックスの思いもよらない展開も含め、いい人なんだけど平凡すぎて退屈な 子供と大人の狭間を生きる主人公が、ただ何かをきっかけに真の大人へと成長していく無難なストーリーではなく、見る側の 予想を覆す意外な行動や出来事から導き出していくところがこの監督の洒落たセンスが光るところ。
なんか僕も あの思春期の切ない日々を送った若き時代を思い出し、思わず涙してしまいそうになりました。
1時間28分とやや短く見やすいストーリーですし、今なら『AMAZONプライムビデオ』ですぐに見れますので 、そんな青春の1ページを思い出したい「何かに癒されたい思考」の方には是非ともオススメの作品となっております。
(続く...。)