そこの登場したのは

 

 

「イタリア産赤ピーマン(ムース)  くらはし野菜の王国のあくまトマト(スープ)」...のっけからのこの芸術的な美しい一品に 心奪われるわ〜。。。

 

ピーマンとトマトの相性って抜群なんですね〜僕ら凡人だと、ついその組み合わせなら「ナポリタン」みたいな大味な印象しか浮かばなかったけど、さすが高級フレンチ...その繊細かつお上品で優しいフルーティーな味わいに、早くも予想外の両足をすくわれた気分になりました...😅。

 

 

何でもないような「自家製バゲット」がまためちゃ美味!!

 

 

2皿目は「富山湾ホタルイカと白海老のタルティーヌ  下北半島天然蕗の薹」...実はこの店の若き後藤隆浩支配人が、「金沢」の同じ「ひらまつ」系列であるジャルダン ポール・ボキューズにて修行していらした時代から矢野さんとの親交が深いということで 、こんな僕らにとっては場違いな超高級フレンチでの食事会となったわけですが、どうやらこの日はそんな矢野さんをリスペクトしての特別メニューをご用意していただいたということで、いきなり「金沢」名物の旬な二つの食材をタルタル仕立てにしてパイの上にのせちゃうわけですから、そりゃどう考えたって美味としか言いようがないですよね〜。

 

 

それに合わせて登場した白ワインは、ロワール・サンセール地区にて19代にわたるワイン造りに携わる銘家とされる「アルフォンス・メロ」が手掛ける辛口白ワインの逸品Sancerre Edmond 2010 Alphonce Mellot」...とてもソーヴィニヨン・ブランとは思えない、樽香のしっかりと効いたその味わいにはちょっと驚かされます。

 

 

3皿目もこれまた贅沢な「島根県産黒鮑  京都物集女の筍  奥山雲椎茸、雲太」...鮑の肝で作られた濃厚ソースによく合うものとして選ばれたのが、

 

 

ブルゴーニュの名高い多くのグランクリュ&プルミエクリュを持つ 偉大なる生産者ルイジャドが手がける、世界が誇る白ワインの中でも最上位級に位置するシャルドネLOUIS JADOT CORTON CHARLEMAGNE 2009」...年間5000〜6000本しか生産されないというからホント贅沢で希少なワインだよね...。

 

さぁ4皿目に入ってまいりましたが、ついに 生まれた頃から食べ慣れている、まさに「のどぐろを知り尽くした男」矢野博也氏に挑戦状を叩きつけるような、今回の『ひらまつ』渾身のメニュー

 

 

「石川県輪島 能登黒  アンティチョーク コンソメ ブイヤーベース」の登場...何だろう?この「和」とも「洋」とも言えない、火の入れ方が抜群なほんのり甘いのどぐろに絡む、優しくも奥深い魚の風味漂うおソースとのマリアージュ。

 

 

 

そのお料理に添えられたのは、ローマ時代から生産されているという古い歴史を持つ、ローヌ地方のヴィオニエから造られる最高級白ワインCONDRIEU」...それもヴィンテージが2012年ですから、もう手に入ることも貴重な、とろりとした舌触りと芳醇なトロピカルフルーツやバニラの香りを楽しめる、リッチなフルボディの白ワイン。

 

(続く...。)