15:00頃に矢野さんご夫妻がホテルまで迎えにいらしてくれることになっていたので、そこからお願いしていた石川県金沢市希少伝統工芸でもある加賀水引細工店『津田』でまずお買い物をしてから、
矢野さんのお勧めという金沢が生んだ世界的 仏教哲学者である鈴木大拙(D. T. Suzuki)の考えや足跡を広く伝える文化施設『鈴木大拙館』を見学...。
建築は、「玄関棟」「展示棟」「思索空間棟」を回廊で結ぶとともに、「玄関の庭」「露地の庭」「水鏡の庭」によって構成されています。
基本方針として、展示空間にある書や写真、著作などで鈴木大拙を「知る」ことに始まり、学習空間で鈴木大拙の心や思想を「学ぶ」ことで、最終的に思索空間で自ら「考える」ことに至るといった 、この3つの行動を軸に成り立っているわけですが、
まぁルートの最後を飾る「水鏡の庭」の静けさと
畳の椅子が置かれた「思想空間」の落ち着くことと言ったらありません。。。
というわけで 四季折々に表情を変えるであろうこの空間には、もう少し暖かくなった晴れた日にまた伺ってみたいものでありますなぁ...。
その後は春休みの学生たちでごった返していた『金沢21世紀美術館』に立ち寄り、ジェームズ・タレル作、「ブルー・プラネット・スカイ」の展示室にて、自分自身が日頃気づいていない知覚を呼び覚まさせたり、
ヤン・ファーブル作の「雲を測る男」を眺めながら人間の生と死について少し考えてみたりしつつ、そろそろひと休憩とすぐ近くの「しいのき迎賓館」内にある『カフェ &ブラッセリーポール.ボキューズ』で泡タイム。
(続く...。)