昨年末に観た『爆弾』から“年末年始年またぎ佐藤二朗”になってしまいました。しかも、NHKの『歴史探偵』まで観たので、ワタクシの頭の中は💩佐藤二朗さん💩でイッパイです。さらには、昨年最初に観た映画は『聖☆お兄さん THE MOVIE』だったので、二年連続で年頭の映画が福田雄一作品となりました。…と、期待して観に行った『新解釈・幕末伝』だったのですが、簡単な感想を言えば<残念>!個人的には佐藤二朗さんのハッチャケ度が少なかったのも、ちょっと消化不良な映画でした。(^^;
とにかく、坂本龍馬を演じたムロツヨシさんがウザい。福田作品のムロツヨシさんはウザいのが定番ですが、今までは主役の横でほどよくウザいのが面白かったのですが、今回は主役なので全面的にウザい!賀来賢人さんと一緒になるとさらにウザい!特にウザかったのは薩長会談のシーン。ウザいなぁと思っていたら、そこに佐藤二朗さんが演じる西郷隆盛が絶妙のセリフ。「アイツ、一体何なんだ?」まさにこの一言に尽きる。
この映画でムロツヨシさんが演じている坂本龍馬には、ウザいどころか芯が無い。本当に何がしたいのかよくわからない。主役に芯が無いから、作品にも芯が無い。観ているほうも気持ちの入れようがない。映画という限られた中の時間だったためか、何で「薩長同盟」とか「船中八策」を考え出したのかという過程が描かれていないので、本当に坂本龍馬というのは何だったのだろうと疑問しか残らない。ま、そこまで描いていたら『国宝』を超えて『アバター』級の映画になってしまいますが…。
逆に言えば、それこそがこの映画のテーマだったのかなという気もします。坂本龍馬は本当に伝えられているようなことをやった人物なのだろうか?現在、伝えられている坂本龍馬の姿は、作家・司馬遼太郎が創り出したキャラクターに過ぎないのではないだろうか?この映画を観るとそういうことを考えさせられてしまいます。それが“新解釈”ということなのでしょうか。しかし、『新解釈・三国志』もよくわからなかったし、福田雄一監督の歴史映画を解釈するのはなかなか難しい…。
この映画で非常に感心したのは「映像におけるモザイク処理技術」。想像力をフル活用するので、頭の活性化につながる良い技術ではないかと思います。“脳活”ですね。このモザイク処理技術の発展のおかげで、広瀬アリスさんをあれだけ楽しめるというのは、素晴らしいことだと思います。いや~、エロいわ。(笑)
