先日、ちょっと面白いコラボセミナーをしました。
コラボ相手は、東京大学にて『クシマクロビオティックス・コンシェルジュ2013アワード』で
最優秀賞を受賞された経歴のある、徳永安紀先生です。
ちなみに徳永先生は高校の同級生の従兄弟という面白い関係でもありますw
セミナーはどのような内容だったかというと『食と健康とお金の関係』です。
日本は現在高齢化がどんどん進んでおり、寿命もどんどん伸びています。
人生100年時代と言われておりますが、首相官邸の資料によると、
「2007年に日本で生まれた子供については107歳まで生きる確率が50%もある」
という研究データがあるそうです。驚きですよね。
このように寿命は伸びているのですが、健康でいられる年齢はそこまで伸びていません。
そのため、高齢者が増えることで国の医療費負担が年々大きくなってきています。
この費用を国家予算だけではカバーできないので、国は借金を増やし、
国民の負担も増やしています。
実際に、この1年間でも以下のように、高齢者の医療費自己負担が増えています。
~平成29年7月 平成29年8月~平成30年7月 平成30年8月~
このまま高齢化が進めば、世界最強と言われる日本の公的医療制度も
維持ができなくなります。
これを回避しようと思うと、各自が食や運動で健康を維持していく必要があります。
実際にアメリカなど、公的医療制度がない国は『予防医学』が中心です。
食事や運動で医療費を抑えられるのは、各自治体や企業の取り組みで
明確に判明しておりますので、国もどんどん『健康づくり』に力を入れてきています。
国土交通省が定める『健康・医療・福祉のまちづくりの推進ガイドライン』によると、
年間の医療費抑制効果=
歩行数の増加した住民数×1日当たりの歩数増加量×0.061円/歩×365日
とされています。
上の式は町全体での式ですので、個人単位でみるなら
『1日当たりの歩数増加量×0.061円/歩×365日』の部分になるかと思います。
例えば、一日1キロ(1500歩)多く歩くことで、
1500×0.061×365=約33,400円ほど、年間の医療費を抑制できるイメージです。
これは運動による効果ですが、食事も大きく影響してくることは間違いありません。
実際に戦後、食の欧米化が進んだことが原因で、生活習慣病は増加してきました。
本来の日本人の体質に合ったものを食べることで、
このような病気にもなりにくくなるかと思います。
また、徳永先生曰く、日本食は古来からデトックス食材を上手く使って料理していたそうです。
例えば、鶏卵・鶏肉のデトックス食材はネギやニラなので、焼き鳥のネギマや、ニラ玉など、豚肉のデトックス食材は生姜なので、豚の生姜焼きなどです。
あとは、腎臓が成長・発育・生殖の器官であるため、
腎機能を高めてあげることが健康に良いそうです。
ちなみに腎臓に良い食べ物は『小豆』で、
逆に悪いものは、『白砂糖』、『卵』、『乳製品』などだそうです。
古来より、健康と食をしっかりと結び付けていた日本食って
すごいなと今回感じましたし、僕は今まで洋食ばかりだったので、
これからは体質や体調に合わせて、上手に日本食も取り入れるよう
意識していこうと思いました。
みなさまも健康を意識して、余計な出費がかからないよう心がけていきましょう。