2024/05/16

新田次郎「劔岳 点の記」。新田次郎さんは、それほど好んで読まないのだけど、これは確かホリエモンさんが、この本の話をしていたので買ったのかな。何の話をしていたのかは、全く覚えてない。

明治時代、北アルプスの未踏峰、劔岳の測量に挑む測量師の仕事ぶりを淡々と描く。車のない時代。当たり前かもしれないけど、どこにいくにも歩く、歩く。困難にめげることなく、過酷な仕事をある意味淡々とこなす、その精神性を読むべきなんだろう。当時の資料は多くないだろうし、それほどストーリーに起伏があるわけでもないんだけど、本当にそんな感じだったんだろうなと思わせて、読ませていく筆力はさすが。ただラストシーンに、主人公が愛妻との再会する場面が欲しかった、と思ったのは私だけだろうか。映画版にはそんなシーンがありそうだな。


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GW終わって、もう10日ほどなのか。何をしていたのか、ほとんど思い出せない。前の週末は…はて、何をしていたのだろう?一昨日は、ゼミの3年生、4年生が参加してキャリアに関する講演会を開催。講師は同級生の某企業人事係長。夜は講師を囲んで三宮で懇親会。3年生とは二次会まで。おとなしいと思っていた3年生がわりと楽しそうにはしゃいでいて、ほんわか見守った。これからは、もっとリラックスしてゼミができそうである。