ミンミン、カナカナ、ジリジリ、ホーシツクツク、と
命の限りに鳴くセミたちの昼下がり、
まさに暑さの極みですね。

前記事でも書いた我が家のトマトが
昨日はさらに大量収穫。
思わず数えてみました。

大玉37個、ミニ45個。
トマト苗10本にしては大豊作です。

下ごしらえに結構時間がかかりますが、
丁寧に湯剥きしてマリネして一旦冷蔵し、
生食
ガスパチョ
ラタトゥイユ、
ジュース、
ソース、
等々、
作りましたが、毎日採れるので、なかなか食べきれない(嬉しいけど)


ここからが【昭和のお話し】になります。
わたしがたどってきた昭和の暮らしをつれづれに語ってみたくなりまして。。。今回は【昭和のトマト】

トマトと言えば、
子供の頃、私の田舎では遠くまで行かないとスーパーはおろか(昭和20年代は存在すらしていない)八百屋もなくて、近所の農家からトマトを譲ってもらっていた。

当時のトマトは今どきのトマトと違い、
酸味も香りもぐっと強く、鮮烈にしてワイルドな風味が(思い切りトマトくさーいほど)したし、私の祖父などは「赤ナス」と呼んで珍重していたらしい。

半分青いトマトは夜まで置くと八分どおり赤くなり、皮ごと薄くスライスして白い砂糖をドンと振りかけ、砂糖が半分溶けた頃に食後のデザートがわりに出してもらっていた。この「モンブラン・トマト」は私の大好物だった(笑)ので、食べ終えた皿にこびりついたトマトの果汁がらみの砂糖をペロペロ舐めとるのが、なんと楽しみだったことか。

行儀が悪い🧐と叱られながらも、トマトの酸味と甘い砂糖の誘惑には勝てなかったものだった。

令和のいま、湯剥きトマトに蜂蜜やレモンをマリネして冷やして食べるデザートが普及しても、あの当時、ワイルドなトマトを井戸で冷やして食べた「モンブラン・トマト」の美味しさには遠く及ばない。

昭和のトマト、もう一度食べたい( ^ω^ )

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