ステイホームの一年、
リフレッシュするために家で楽しんだもののひとつが
中国映画・ドラマだ。

映画や音楽ライブに特化したWOWOW チャンネルのお陰で
中国の新作ドラマがCM抜きで鑑賞できるのも嬉しい。
また、BS トウェルビチャンネルは華流ドラマが多いので、
録画予約でまとめ見して、
疲れたとき最高の憂さ晴らし✌

洋画ファンだったはずが、
いつのまにか中国ドラマにドップリ浸かり、
役者の上手さ、優れた脚本、制作費のかけ方において、
見れば見るほど中国の作品に惹き付けられる。
対して、近年の日本ドラマはあまりにもあまりにも、、、。

最近は近所のレンタルショップでも、
旧作DVD が100円で借りられる。
「三国志演義」に始まり、色々なバージョンの「三国志」を見比べ、
「秦」「春秋時代」「唐」「隋」「明」「清」、、、と、
波乱万丈の壮大な歴史ドラマを堪能中。

心に残る作品が多い。
その全部は書ききれないのでいくつかを紹介してみよう。

【月に咲く花のごとく】
孤児の女の子が大道芸人から奴婢として売られ、
やがて商人として困難を乗り越えて成功し、
人間として成長していくドラマ

爽やかな読後感(本じゃないので表現がおかしいが)と、
ヒロインの人間的魅力が素晴らしい、
余韻をひっぱる作品だった。



【明蘭〜才媛の春〜】

まさに中国版シェイクスピアの悲喜劇か、
と思わせる、内容の濃い作品だった。

家と家の身分の違い、
モラル観の違い、によって、
男と女が運命に翻弄される生きざまを、
宮廷に勤める中産階級の家のホームドラマ風に描いている。

「渡る世間に鬼・・・」のような家庭内イザコザについても、
我が国の国民性とここが違うわなあ、、、
と思いながら観る面白さがあるのは確かだ。



【夢幻の桃花〜三生三世の枕上書】
丁度視聴中のドラマ。
美男美女揃いの中国映画界にあって、
ヒロインを演じるディリラバの醸し出す、
天性の美しさと愛らしさは、
他の追随を許さない。

お話は神々が住む天上界でのおとぎ話なのであるが、
ギリシャ神話と同じく、
人間臭い神々がそれぞれの思惑がらみで諸問題を引き起こすというお話。
絵空事と承知の上で楽しめる大人向きのファンタジー。
息を呑むように美しい景色、
桃、梅、藤、滝、雲海、南画のような崖道、水辺、木道、茶を喫するあずまや、
登場人物の衣装、インテリア、食事の風景なども、魅力的であり、毎回眼が釘付けとなる。
これからの展開も楽しみ❤


「大明皇妃」

史実を元にした実在の明国皇后のお話。
主演女優タン・ウエーの圧倒的な存在感と、
夫役、舅役の演技力の巧みさと、
紫禁城を実際に作って撮影したという膨大な制作費、
衣装にも贅を凝らした演出、が相まって、
何度も繰り返し見たくなる映画だった。
ハッピーエンドとならない悲しい結末であり、
上り詰めた皇帝たちに人並みの幸せは無かったというオチが
なんとも皮肉な作品だった。



つい力が入って長くなってしまったので、この辺で。
食べず嫌いの方、一度ご覧になると中毒するかも⁉ですよ。
では、また気が向いたらドラマ話を書くことに。


今日もブログに訪問していただきありがとうございました。