私の庭は、秋を迎えてワイルドこの上ない様相を呈しています。
この数年、夏の間草刈りさえ思うに任せないと
(時間的・体力的・年齢的な限界)
自然界はこうなるんだな、と発見があってなかなかに面白いのですよ。

本人としてはそれなりに季節の移り変わりを味わい楽しんで暮らしています。
以前にも書いたように、
バラ族というものは私たちが考えるよりずっと逞しく、
品種さえ注意深く選べば、ほぼほったらかしでも、
無農薬でも、したたかに生き延びてくれるものです。

秋バラに期待してなかったにもかかわらず、
今年も輝くような素顔を見せてくれるバラたち、
このゾマーモルゲンも、代表格。

小ぶりながら、ツバキの花のように整った花の形。
甘すぎない淡いピンクがグレーの外壁に映えています。
控えめな花と照り葉は、
ひょっとしたら春より秋の装いが似合うようにも思います。


中国時代劇に出てくる後宮の美女が身にまとうドレスのようなバラは、
鮮やかすぎて目に痛いくらい❗
我が庭ではもっとご遠慮頂きたいのですが、
いつも返り咲いています。
(たしか、レッド・レオナルド・ダ・ビンチだったかな?)


近寄ると、リンゴと洋梨を足したような香りがしました。
根本から伸びたシュートの上で揺れる様子にも秋の深まりを感じます。


自ら木登りするバラもあります。
この方が我が家の住人らしいでしょ?
ER 古い品種のバラ、ラジオタイムズ。

香り高い大輪なので遠くから存在をアピールしています。

この他にも、ペネロープ、ボウベルズ、が咲く季節。

ダリアも、復活して元気。
倒れてもそのままにしていますが、
起き上がって咲く様子がナチュラルで美しい。


遅く発芽したミナ・ロバータのつるに絡まれながら咲くダリア。






山野草ゾーンで咲いていた秋チョウジ。
細かく連なる紫の花は地味ですが、これぞ日本の秋🎵


斑入りのツワブキにも
輝くような黄色の花が咲いて、軒下の水道を隠してくれました。


プランターでは食用菊の「モッテノホカ」が花盛り。
鑑賞後はモチロン酢の物で楽しむ予定。


紫と白のフジバカマも。
何度も刈り取ったせいでとても短い草丈です。


今年はミナ・ロバータが発芽しないと諦めてました
(蒔きもせずによく言うよね)が、
秋になってからあちこちでツルが伸びて蕾をつけてきました。
この分では霜が降りたら花が間に合わない苗も出てきそうです。

このように、種も蒔かずにほったらかし、自然任せのガーデニングですが、

ガーデニングも年期が入ると、
止めどなく「自然のサイクルを受け入れて楽しむ」方向へ。

コロナ禍を機に、オープンガーデンもカフェも教室も見直し、
よりストレスの少ない方向を模索中。

いろいろな意味で新しいチャレンジへ向かう秋です。

今日もブログをお読みくださりありがとうございました。