札幌駅からいくらも離れていない場所に、広さ13ヘクタールもの植物園があることに、まず、驚きます。1886年、クラーク博士によって開かれた植物園にはハルニレの巨木が林立するうっそうとした林の中に、ほとんど人影は見当たりません。九つのエリアに区分された道をゆっくりゆっくり歩いてみました。

園内はこのように区分されています。
①高山植物園
大雪山アポイ岳に生育する600種の高山植物など
②カナディアン・ロック・ガーデン
③自然林、当時の札幌の自然そのままを保存
④バラ園、オールドローズなど
⑤草本分科園
⑥北方民族植物標本園
⑦ライラック並木と札幌最古のライラック
⑧灌木園
⑨温室

小川、滝、池、渓谷、のあるドイツトウヒの針葉樹エリアに入ると、街の喧騒は全く聞こえず、深い森の中にいる心地がします。
立ち止まらずに歩いてもたっぷり2時間はかかる広さですが、今回はⅠ時間半で一回り。



園内の写真はなし。
その代わり、下の建物(資料館)の中で北海道ゆかりの動物たちに会うことができました。



絶滅したエゾオオカミの剥製。
昔は北海道を闊歩していた動物の精悍な表情を初めて見ました。



エゾヒグマ、その他、剥製の展示が素晴らしいところです。




北海道開拓初の缶詰も発見。


タロがここに居たのですね。



カラフト犬


パンフレットからお借りした画像ですが。園内の様子が少しお分かりいただけるでしょうか?


流石に大学の植物園だけあって名札も説明も分かりやすく表示されており、大変勉強になりました。

お花一杯のお庭の鑑賞もよろしいですが、植物園で植物を正しく知ることもガーデナーにとって大切な一歩ですね。

札幌市の住民だったなら、毎週でも一人でさ迷い歩いていたい場所になるだろうと思います。

北海道のお庭巡りはまだまだ続きます。
次回をどうぞお楽しみに(^_^)/~~