前稿(1)の続きです。
今年行われたオープンガーデンの模様から。
開催中は、障害者の施設からパン・クッキーなどの販売や、高齢者コーラスグループ発表会やボランティアの演奏会などもあったようです。
幼稚園の園児も見学に来たり、と、地域に大きな喜びを与えて下さる貴重な存在でいらっしゃいます。
青空の下にバラたちの香りが漂い、この庭にいる限り皆が幸せになる、という思いが募るひととき。
パーゴラに何本もぶら下がっているものの正体は?
漁業で使う集魚灯の壊れたものだそうです。
海辺の地域ならではのガーデン小物ですね。
今岡さんがペイントして絵付けされたプランター。
「つみきはうす」という名前の休憩所もあります。
梁を上げるときだけ他人の手を借りましたが、全部一人でお作りになったという20畳ほどのゲストハウス。ちょっと見えている椅子も手作り。
オープン中に雨が降るとここで休憩していただくのだそうです。
間伐材を使ってこのようなパーツになっている「つみき状のもの」をどんどん積んで壁を作ったそうです。
そのパワフルさはどこから生まれてくるのでしょう❗
今年70歳になられたばかりだそうですが、今後の展開が実に楽しみですし、遠くから応援していきたいと思いました。
バラ園以外に、野菜の栽培もプロ。
栽培している無花果やゴーヤでジャムをお作りになるし、
ハマナスの実を砕いて粉にしてローズヒップティーを作ったり、
干し柿を作ったり、と、
疲れを知らないパワフルな毎日をお過ごしの今岡さんです。
あまり無理をされずに楽しみながらオープンガーデンをお続けいただきたいです。
オープンガーデンの中には、庭自慢に終始するケースもありますが、来る人に優しく、交流を楽しむふれあいの庭を公開する今岡さんのような方々が、各地に出現してくださる日が来ることを願っています。
快く公開して下さった今岡さんご夫妻に心から感謝申し上げます。
講座の皆さんも今岡さんにお会いできてこの旅は忘れられないものになりました、と喜んでおりました。
私も家に戻り、ようやくいつもの庭仕事に着手しました。
作業しながら日本のあちこちで庭を手入れしている何万何千の方に思いを馳せています。
また、いつの日かもう一度お伺いできることを願いながら・・・・