島根県と鳥取県の県境に広がる「中海」に浮かぶ大根島にある日本庭園「由志園」をお訪ねしました。東日本に住む我々にはあまり知られていませんが、地元では「四季に花咲く出雲の國の箱庭」として人気が高く、牡丹と雲州人参の生産地としても有名です。

大根島は周囲16キロほどの平らな島。近くに鳥取県境港市を結ぶ「べた踏み坂」という急勾配の大橋があります。(かつてタントという車のCM 撮影がここで行われ有名になった場所)。

「由志園」では、江戸時代から牡丹と高麗人参の栽培を行っていますが、中でも高麗人参は藁屋根を被せて保護しながら何年もかけて高品質のものを育て世界の一級として評価を受けているようで、訪問者は 先ず人参茶の試飲でお迎えいただくようになっていました。


中海沿い   車窓から


大根島のマップ


完成までの歴史には労苦が滲み出ています



一年中、特殊な温度管理の元で牡丹を咲かせています。



こちらの庭園は出雲地方の風景と伝説を映した池泉式大名回遊日本庭園。
その広さは約一万坪なので、腹ごしらえをしてからゆっくり時間をかけて園内を逍遙することにしました。




前方の池からもくもくと立ち昇るる霧!
雲海にも似た神秘的な仕掛けが施されていました。




まさか、こんな演出がなされているとは全く予期できませんでした。






広葉樹や苔が広がる入り口。
池は中海や宍道湖を模して、出雲の國の地形をほぼ箱庭のようにまとめてあるようです。



庭師さん発見。
この日は庭師さん3人、掃除一人、片付け3人態勢とのこと。
牡丹園では冬に向けたイルミネーションの準備が進められていました。





起伏が変化に富む景観をかもし、完璧な手入れが効果を更に引き立てています。



写真が多いため、今日はここまでです。また(2)も引き続きご覧いただければ幸いです。