ハンガリーを代表するヘレンド社歴代の器を見に
新潟県新津美術館へ足を延ばしました。
157点もの名陶を
日本の田舎にいながらにして出会える機会はそうそうないだけに
万障繰り合わせた甲斐がありました。
1850年代から現代までの流れがわかる展示となってます。
展示品の撮影はもちろん禁止ですので、
下の写真はパネルから撮ったものです。
これはヘレンド独自のチューリップ、ザクロ、カーネーション、蔦、のモチーフを編み出した
1890年代くらいのもの。
ビクトリア女王時代に「ウィーンの薔薇」シリーズが生まれたようです。
過剰なまでの装飾が施されたのは、
王公貴族たちをあっと言わせるために欠かせないことだったにしても
今風に言う「盛る」技術、
ここまでしたか、と思うほど。
代
マイセン、セーブル、ドッキア、中国の明朝、清朝の磁器、
日本の伊万里、有田、の柿右衛門色絵など、
模写が多々あり。
このテーブルは撮影を唯一許可された、
ヘレンド焼きのティーテーブル。
木村ふみという方によるテーブルコーディネーションでした。
いわき市からは3時間半のドライブ、
この距離なら日帰りで来れる処です
街道筋のコスモスも楽しめました。
裏磐梯からゴールドラインにかけての紅葉は
朝日に煌めいて最高潮でした。
ヘレンド展は10月30日まで。
洋食器に興味のある方々にぜひお勧めします。