C邸~団地の人々を癒す庭
この日、3軒目のお宅は、団地内の美容室兼ご自宅のお庭です。
30年目(記憶があやしいのですが)のお庭は、美容室を始めたときリニューアルされて
木々が少なくなったとはいえ、中央がオープンになった開放的な空間。
植物と長年係わってきた庭主さんは
植物の特性を十分生かしたナチュラルな植栽をこころがけていらっしゃいます。
散歩の方たちがわざわざこの道路を通ってお庭を拝見していくそうです。
美容室の外壁に立ち昇る常緑クレマチスの「アーマンディ」が見事。
ルナリア(オオバンソウ)の清楚な花は大根の花にも似ています。
このシラーは小型でキュートです。
道路と庭の間は生垣のないオープンなエントランス。
そのため目隠しをかねたネグンドカエデとハンギングバスケットがちょうどいい感じに効いています。
さりげなく小さな花もあり。
個性的なチューリップが引き締め効果を。
外壁にギョリュウバイがのびのびと立ち上がっています。
小型のビバーナムの花が見ごろ。
気取らないお庭では植物が活き活きと育っています。
庭主さんが見学者の皆にベルビアナの苗をプレゼントしてくださいました。
オープンガーデンは来訪者への「慈愛の庭」であるといつも皆さんに言うのですよ。
どのお庭でもそれがひしひしと伝わってきました。
D邸~乙女心に還る草花空間
こちらのお庭は、押し花やエッグアートを楽しむ庭主さんらしい、可愛い小花に囲まれた空間。
写真が撮れませんでしたが、ネモフィラがたっぷり咲いていました。
小さなお庭の中心でハナミズキが見ごろを迎えています。
外溝にもチューリップやビオラが隙間無く植えられています。
本当に草花好きな庭主さんです。
コンサバトリーの中から庭を観ながらお茶を飲んだり、作品を作ったりするときが一番楽しいのだそう。
70代の方ですが、いつもお元気です。
見習いたいものですね。